4-5 王都に行くことになりました。
翌日。
ルークは王都に向けて出発した。
外はそこそこ寒いが、防寒用マントのおかげであまり寒さは感じなかった。
ちなみに、荷物は大きな袋1つ分で間に合った。
ただ、食料はパンと干し肉のみだ。
4日間はこれで耐え凌ぐしかない。
後は、たき火用のちょっとした道具。
毛布はかさばるのでやめた。
防寒用のマントで十分だった。
当面は歩くのみだ。
ただ、見たことのない景色が広がっているので、当面暇にはならないだろう。
夜。
たき火用の薪替わりに、木の枝を集めてくる。
袋より燃えやすい素材の物を取り出し、木の枝の上におく。
そして、魔法で火を灯す。
木の枝に火が燃え移るのを確認すると、火が大きく揺らめきだす。
今日はここで眠ることになる。
少々寒いが、我慢だ。
こういう経験もいいのかもしれない。
そんな風に思うことにしたのだった。
固いパンを水に浸して食べ、合間に干し肉を食べる。
食事が済むと眠くなってきた。
夜が更ける頃、ルークは眠った。
翌日、翌々日と同じことが続いた。
とにかく歩くのみである。
珍しいことに、誰ともすれ違うことはなかった。
この時期、商人くらいと出会ってもおかしくないような気もするのだが。
異なる風景が続くのみで、他に変化はなかったのだった。
そして、4日目の昼に事件が起きるのだった。




