表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
創造系魔法使いのスローライフ!?  作者: 稀硫紫稀
第33章 戦争の準備に取り掛かりました。
345/526

33-1 メリッサからの報告内容。

翌日。

ルークが仕事中に、ドアがノックされる。

ルドルフが応対した後、声をかけられる。


「ルーク様、メルディナ殿がいらっしゃっております。」


「通して上げてください。」


ルークは仕事を中断し、ソファへと移動する。

メルディナは執務室へ入るや、一礼する。

そして、ルークの対面のソファに座る。


「どのような用件でしょうか?」


「はい、メリッサ殿からの報告書をお届けに参りました。

 ルーク様不在の分も含めてあります。」


「ありがとうございます。」


ルークは、複数枚の報告書を受け取る。

日付順に並んでいたので、まずは上から順に読んでいく。

どうやら、現在は、ミーディアス王国の王都ミルディアにいるようだ。

各都市の軍事力の状況や、政務状況なども書かれている。

かなり細かいことまで調べ上げたようだ。

さすが、メリッサである。

調べた内容を精査する。

まず、都市ルクサスメリルから王都ミルディアまでの間には、四つの都市が存在することが分かった。

各都市の軍事力はかなり少ない状況で、合計してようやく1万程度であった。

これならば、四都市はそこまで苦労せずに落とせる計算だった。

次に王都ミルディアだが、どうやら、七つの騎士団を備えているようだ。

合わせて4万の軍勢を繰り出せるようだ。

ただ、今は、ほとんどが出払っている状況だった。

メリッサの報告書にもあるが、王都の軍勢は、皇太子派の討伐のため、動いているようだ。

皇太子派は西に逃げ延び、そこで戦いを行っているようだ。

メリッサの報告書には、今現在も、皇太子派は戦っている状況とのことだ。

より詳しい情報は、メリッサが西側に流れないと、わからないだろう。

あと、気になる報告があった。

王都には魔法騎士が存在しているようだ。

しかも数名いるそうだ。

数は少ない模様だが、どの程度の実力なのかは不明とある。

後々、対決することになるだろうな。

強敵もいることが判明した。

メリッサの情報を元に、マクドフェルド伯爵とも相談する必要がありそうだ。


「メルディナ殿、ありがとうございます。

 かなり有用な情報です。

 うまくまとめてくださいましたね。」


「いえ、私は、メリッサ殿の言葉を紙に書いただけにすぎません。

 彼女がきちんと纏めて、私に説明してくださいましたので。」


メリッサは、報告も上手なようだ。


「では、引き続き、お願い致します。」


「はい、承知致しましたわ。」


メルディナは一礼し、執務室を去って行った。

ルークは再度、報告書に目を通す。

目下の脅威は、王都ミルディアの大軍といったところだろうか。

メリッサが南側に向かった模様なので、西側の情報はしばらく手に入らない見込みだ。

それでも、王都までの情報が手に入ったので、これは有用できそうだ。

ルークは、全て暗記するように、何度も見返すことにするのだった。

暗記できた後、再び仕事に戻るのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ