3-6 戦闘準備!
それから、一週間が経った。
ルークは相変わらず、騎士や騎士訓練生の稽古をつけていた。
村人たちは、槍の訓練だ。
特に変わりがない日々だった。
ちなみに、団長はあれから顔を出していない。
ルークと稽古する気がないようだった。
夕方になり、皆に集合がかかった。
その時、ルークは気が付いたのだ。
自分たちの村以外にも、村人が集められていたことに。
いや、実際は気が付いていたはずだったのだが、注意力散漫なだけだった。
「全員聞け。
戦争の日取りが決まった。
7日後に会戦となる。
3日後には戦地に移動する。
よく覚えておくように。」
それだけ聞かされると、解散となった。
ちなみに、この世界の「条件付き」戦争は、両国の取り決めで、日付が指定されるのだ。
それだけでなく、戦場や兵数も指定されるのだ。
勝った時の条件の取り決めも存在する。
かなり細かい取り決めがあるのが「条件付き」戦争なのだ。
ちなみに、条件が一切ないのが、普通の戦争である。
この時代は、そういった取り決めのようなものがあった。
「いよいよ、戦争か・・・
はぁ、まいったな。」
エドガは気落ちしていた。
「とりあえず、生き残ることを考えようぜ。」
そう言って慰める村人が多数だ。
ルークも戦争に参加するのは初めてだ。
緊張は感じなかったが、何が起こるかわからない。
気を引き締めておくことを忘れなかったのだった。
それから2日間はいつもの訓練が続くのだった。
3日目、変化があった。
なんと全員に革鎧が支給されたのだ。
ルークも革鎧を装備することになった。
まずは着方を教えてもらう。
次にそれに従い、着る。
初めて装備したが、違和感はなかった。
動きやすいが、匂いが少し気になる程度だ。
ルークは、革鎧を着た状態で、剣を振るって見せる。
動きに問題がないかチェックしてみたのだ。
結果、問題はなかった。
魔法を放つ際の動作も行ってみる。
こちらも問題ないようだ。
「よし、いけそうだ。」
ルークは確認を終えると、革鎧を脱いだ。
いよいよ明日、戦地に移動することになる。
戦争が刻一刻と近づいているのだった。




