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創造系魔法使いのスローライフ!?  作者: 稀硫紫稀
第3章 戦争に参加することになった!?
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3-4 戦闘訓練!

翌朝。

徴兵されたペゾス村の村民たちは、中央広場に集まっていた。

ルークのみ、武装している状態だ。

他のみんなは、剣や槍なんか持っていないのだ。

皆それぞれ、軽装だったり、荷物を持っていたり、様々だ。

そこに昨日の騎士が現れる。


「では、これより、クーラクの街へ移動します。」


その言葉に従い、皆、徒歩にてクーラクの街へと移動するのだった。



クーラクの街に到着したのは、夕方だった。

その後、騎士団の訓練場へと移動し、少し離れた場所に用意されたテントに泊まることになったのだった。



翌朝、早速訓練が開始された。

まずは、基礎訓練だ。

体を軽く動かし、体を慣らす。

簡単に説明すると、ラジオ体操を行っていると解釈してもらうとわかりやすい。

体を動かし終わると、短い槍が皆に渡される。

しかし、ルークには渡されなかった。


「あれ?

 僕のはないんですか?」


「いや、ルーク殿は別メニューになります。」


「へっ?」


ルークは、騎士や訓練生達のほうへと移動することになった。

その間、村人たちは、槍の使い方を教わることになる。

短槍で、かかしを突く、横に薙ぐなどを学ぶことになるのだった。



さて、ルークは完全に別メニューだった。

連れて行かれた先は、騎士や騎士訓練生たちが訓練を行っている場所だった。

ルークは木刀を渡される。


「これで、訓練生と勝負してください。

 加減は不要です。

 ガンガンやってください。」


「え?

 加減不要って・・・」


さすがにルークが困惑する。

とりあえず、訓練生に稽古することになった。

まず、一人目。

どう見ても、自分と同年代の少年だ。

木刀を正眼に構えているが、なんか微妙に揺れている。

持ち手が良くないようだ。

と、唐突にかかってきたが、遅かった。

ルークは、横に回避すると、見事に空振りしている。

そして、ルークが軽く頭に木刀を当てる。

スコンといういい音がして、訓練生は倒れるのだった。

このような訓練?というか稽古が、お昼まで続くのだった。



昼食を取った後、今度は、現役の騎士の稽古をお願いされたのだ。

訓練生に比べれば、戦いやすいのだが、やはり、動きが鈍い。

考えながら動いているのだろう、何故かわからないが、遅く感じるのだ。

カシスと対戦した時と比べると、明らかに遅い。

カシスが早すぎたのだ。

その速度に慣れてしまっていることに気が付いた。

そのためなのかわからないが、ルークは一切負けなしだった。

ちなみに、加減はしていた。

あまり強く叩かないように、怪我をさせない程度に叩いていたのだ。

だが、それを見抜いた人物がいた。


「おい、少年。

 もっと強く叩いて構わんぞ!」


その言葉に振り向くと、強そうな騎士が立っていた。

歴戦の騎士のような威圧があった。


「団長!?」


対戦相手の騎士が驚いていた。

ルークは見たことのない人物だった。


「あの、失礼ですが、どちらさまでしょうか?」


「ルーク殿、この方はミーシャ団長です。

 この騎士団の団長ですよ。」


ここで一番偉い人だったのだ。


「そうか、少年、いや、ルークか。

 私を知らんのも仕方ない。

 しかし、ルーク、おまえさん、強いな。

 さっきから見ていたが、騎士達が全く歯が立たないではないか。」


ミーシャは嬉しそうに語る。


「あ、いえ、そんなことはないと思いますよ。

 騎士のみなさんも強いと思いますよ。」


「いや、私から言わせれば、まだまだひよっこばかりだ。

 もっと鍛えてやってかまわんぞ!」


ミーシャの言葉に、騎士たちは少し身震いしているようだった。

ルークはというと、加減しないと怪我させちゃいそうなんですけど・・・と言いかけてやめた。

戦争前なのだ、怪我させるわけにはいかない。

だから、ある程度手加減していたのだが・・・。


「団長、あまりルークを困らせないで上げてください。

 彼なりの配慮なのですから。」


そこにカシスが現れたのだ。


「カシスさん、お久しぶりです。」


「久しぶりか?

 つい最近会ってるから、久しぶりでもないぞ。」


そう言って、カシスが笑う。


「そうか、カシスが言っていた少年というのは、ルークのことだったのか。

 確かに、いいセンスを持つ剣士だ。

 カシスと互角なだけあるな。」


ミーシャは関心していた。


「団長、それよりもここに居るということはお暇なんですか?

 たまに若者と剣を交えてもよいのでは?」


カシスがからかうように言う。

カシスは、ミーシャに対してあまり(かしこ)まった態度はとらない。

なぜなら、ミーシャがそれを許しているからだ。

カシスにとって、ミーシャは尊敬の対象だ。

だが、ミーシャはあまりそういう目で見られるのは御免(こうむ)りたいのだ。

だから、付き合いの長い連中には、気楽に話すよう、お願いしていたのだ。

これが好評だったりするのだ。


「ん~、暇ではないんだが、一度ルークと稽古してみたいものだな。

 今日は、ちょっと覗きにきただけだ。

 そろそろ戻るとするよ。」


そう言って、ミーシャは隊舎へ戻っていった。


「やれやれ、ホントに暇じゃないのか?

 それよりルーク、騎士達と戦ってみてどうだ?」


カシスは呆れつつも、ルークに話を振る。


「そうですね・・・」


ルークは本音で話すべきか迷ったが、話すことにした。


「騎士達の動きは悪くないです。

 これなら、山賊程度には十分に対応できる実力があると思います。

 訓練生については、まだまだですね。

 隙も多いし、剣の扱いも慣れていない人も多い。

 実戦形式に慣れていないのもあるんでしょう。

 だから、稽古は重要だと思います。」


それを聞き、騎士達が関心する。

ルークの分析は理にかなっていた。


「さすが、ルークだな。

 とりあえず2週間、こいつらをみっちり鍛えてやってくれ!

 じゃ、あとは頼むな。」


そう言って、カシスも去っていくのだった。

その後、ルークは、騎士達の稽古を継続するのだった。

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