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創造系魔法使いのスローライフ!?  作者: 稀硫紫稀
第13章 四系統の魔法をマスターしました。
151/526

13-3 16歳。

翌日。

ルークは、原っぱへと移動し、花を摘み始める。

花は適当なものを摘んでは、手に集めていく。

ある程度集まったのを確認すると、自宅の方へと移動を開始した。



ルークは、自宅を経由し、少し離れた場所に移動していた。

そこには、小さな石が置いてあった。

大人の拳程度の大きさの石である。

その石の前に、摘んだ花を置いた。

そして、しゃがむと、両手のひらを合わせて、祈る。

そこは、ルークの乳母の墓だった。

今日は、乳母が亡くなった大体の日であった。

実は、ルークは、自分の誕生日を知らない。

亡くなった乳母にも教えてもらっていない。

ただ、春が来たら、一つ歳を重ねていた。

だから、特定の日、いわゆる誕生日がなかった。

乳母が亡くなった大体の日に、ここへ来て、お祈りをしていく。

そして、自分の年齢を一つ足すことにしていたのだ。

ルークはポツリと呟いていた。


「ネミア、僕、16歳になりました。

 ガリガリで細かった体も、立派になりました。

 僕ね、魔導士になれましたよ。

 最初は魔法使いが目標だったのに、魔導士にまでなれちゃって、

 信じられないですよね。

 そして、皇帝陛下にお仕えすることになりました。

 魔法騎士になっちゃったんです。

 信じられませんよね。

 僕も未だ、夢を見ているようですよ。

 これから、色々大変なことがあるかもしれないけど、頑張ります。

 だから、ネミア、見守っていてくださいね。」


ルークはゆっくり立ち上がると、その場を去るのだった。



こうしてルークは、歳を一つ重ね、16歳となるのであった。

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