20 レオーナとお風呂2
ふう、のぼせてくるな……
俺は一足先に温泉に浸かっていたから。
上がるか。
レオーナにはちょっとだけ背中を洗ってもらってお引き取りいただこう。
「じゃあ、お言葉に甘えて」
俺は股間を隠しながら湯舟から出る。
「は、はい」
レオーナは緊張した感じで付いてくる。
俺は鏡の前に椅子を持ってきて座る。
「背中に石鹸を塗ってくれるだけでいいよ。タワシで擦ると肌が荒れちゃうから」
俺はレオーナに石鹸を後ろ手で渡す。
「陛下、お任せください☆」
レオーナの声が弾んでいる。いよいよ本番って感じ?
そんな気合を入れるほどのことはないと思うけど。
ぐにゅぐにゅぐにゅ
石鹸を手で擦っている音がする。
ん……
石鹸を直接、背中に軽く押しつけて塗ってくれていいんだけど。
手に石鹸を付けて塗るつもりなのかな。
ぬとぬとぬとぬと
ぐにゅぐにゅぐにゅ
ぬとぬとぬとぬと
いっこうにレオーナが俺の背中に触れてこない。
聞こえるのは肌をしっとりと濡らすような謎の音。
レオーナは石鹸を自分の体に塗っている?
鏡が曇っていてレオーナの姿が見えない。
「ま、参ります 陛下ぁ♡」
レオーナが俺の両肩を掴み、にじり寄ってくる。レオーナの息が首筋に当たる。
ぷに
レオーナのおっぱいが背中に当たっている。
石鹸でぬとぬとになったおっぱいが潰れるほど押し付けられる。
レオーナは自分の体で俺を洗うつもりだ。
「なっ 何するの!?」
俺はびっくりして前を向いたままレオーナに叫んでしまった。
「え、私、間違ってませんよね。サーシャに教わったとおりやっているのですが」
全く悪気のないレオーナ。
「うう……」
俺は「違うよ」と言おうとして止めた。一生懸命なレオーナに恥をかかせるのはかわいそう。全く……サーシャは無知なレオーナにつけこんで、なんてエッチなことを教えるんだ。けしからんな。
「歩兵隊の屯所のお風呂で、サーシャが私にやってくれたんです。こんな感じだったのですが」
なんとレオーナとサーシャはお風呂で実習していたとは。二人の美女が裸でくっ付き合っている姿を想像してしまう。
レオーナは胸を上下左右に滑らせる。泡立った石鹸がぬるぬるしてこの世のものと思えない快感。
強いレオーナでも、体が柔らかいんだな。
「陛下のお背中はたくましいですね♡」
レオーナが上気した声で呟く。
「んなわけないと思うけど」
俺はスポーツやらないし、体を鍛えてはいない。
「国を背負う男の強さを感じます。父よりもたくましい♡」
「そ、そうなんだ……」
俺は王様ですからね。師団長だったというレオーナの父親よりも責任は重い。
背中を隈なく洗ってもらった。
「も、もういいよ、レオーナ、ありがとう」
「いえ、今度は前です」
レオーナが俺の前にやってきてしゃがむ。
「ななな!?」
俺は困惑しまくり。
レオーナが抱きつきついてきて、おっぱいを俺の胸に押し付ける。
回転するように擦り付けた。
「私は男性にこのようなことをするのは初めてなので、上手にできなくてすみません」
なぜかレオーナは申し訳なさそう。
「じょ、上手だよ、とても」
「お世辞でもうれしいです。陛下は優しいですね」
「いや、お世辞じゃないから」
俺は気持ち良過ぎて、気絶しそうになっていた。
夢見心地で、レオーナが全身を洗ってくれた。
「陛下っ きれいきれいしてもらって良かったですねっ」
突然、アイリの声。
俺はびくっとなった。
いつの間にアイリが隣に立っている、裸で。
ジト目で見下ろされて、俺はものすごく恥ずかしい気分になった。俺は鼻を伸ばしていたかもしれない。
「こっこれはレオーナが、したいと言うから」
しどろもどろ。
「ええ、せっかくレオーナさんが献身的に頑張ったんだからこのまま抱いてあげたらいいでしょ、ふふっ」
アイリは笑顔。
「いい!? ここで!?」
「催淫っ」
アイリが有無を言わさず俺に魔法をかける。
すぐに俺は催淫が効いてきて、体がかあああっと熱くなる。ただでさえレオーナに刺激されてたってのに。
「私もご一緒させて下さいっ 私、こっそりお風呂の中に入って見てたんです。レオーナさんが一生懸命で、私も負けてられないって気になっちゃたからっ」
アイリがしゃがんで抱き着いてくる。
「見るなよー」
俺を好きすぎるストーカー嫁だよな。
「複数の女性と同時に閨をともにしたらどうなるか確認をしておきたいところですしねっ」
アイリは顔を真っ赤にしながら言い訳を重ねる。
俺がレオーナと閨をともにするところに混じってくるのを無理やり正当化しようとしているようにしか聞こえない。
「はあ陛下ぁ♡」
「私たちに任せてっ」
大浴場の床で仰向けに寝そべらされた俺。
レオーナとアイリが俺の体を取り合いにする。
二人とも動きがぎこなちなく、よく頭をぶつけていた。
最初、俺はされるがままのマグロ状態だったが二人の必死さはよく伝わって来た。
次第に真剣なレオーナとアイリの頑張り応えなくちゃという気になった……
レオーナが俺に乗っている時に事は終わった。
◆◇◆
俺たち3人は息を荒くして、大浴場の床に転がった。
「新しい能力【竜巻旋風斬】を獲得しました。閨の相手または自分に授与してください。考慮時間は3分です。時間を過ぎた場合は自分に授与されます」
俺は女性の声が聞こえた。
獲得できた能力は一つだ。
俺は【竜巻旋風斬】を獲得したことを告げる。
「うーん、二人の女とエッチなことをしても獲得できる能力は一つだけなんですね」
アイリはかなりがっかりしている。
かなり強そうな能力だというのに不満を抱かれるとは……
「もし同時に複数の能力を獲得できるなら、陛下に歩兵隊員を十人くらい一度に相手にしてもらいたかったのですが」
レオーナまで残念そう。
「俺の身がもたないよ……」
物理攻撃系能力なのは、最後にレオーナで果てたからだろう。最後がアイリだったら補助系だったはずだ。
てことは最後をどうするかが、とても大事だ。でも二人の女の子を相手にしてると流れとかムードがあるとわかった。二人に不満を抱かせないように終えるのは難しい仕事だとしみじみ思う。
二人の女性に取り合いにされるって男の夢だけど、現実には大変なのだ。
「とにかく【竜巻旋風斬】はレオーナに授与!」
俺は3分立つ前に叫ぶ。
大剣使いのレオーナにふさわしい能力のはずだ。大剣を竜巻のように振り回して、敵をグループ攻撃する技のイメージ。
「あ、私、新しい能力を授与されたって聞こえました。ありがとうございます、陛下♡」
レオーナが喜んでくれて嬉しい。
「まあ同時に複数の能力を獲得できるなら、もっと早くやっとけば良かったって後悔するところでした。そうじゃなかったということで気を取り直しましょうっ」
アイリも納得している。
「うんうん。ちゃんと一人の女性を真面目に相手にするってことだね」
「でも男性はいつも同じだと刺激に慣れてしまうと聞いています。僭越ですが、時々は私もご一緒に閨をともにさせていただきますっ」
アイリがさも俺のためと言いたげだ。
アイリは俺が他の女と閨をともにしていると思うと頭がおかしくなると言っていた。
だったらアイリも一緒にいた方がマシだということなんだろう。
愛妻アイリのメンタルを考えると、俺は3Pを拒否できないんだろうけどさ……
「どんどん俺に求められる仕事のレベルが上がっているような……」
「さてと、陛下がお風呂の時間でレオーナさんと閨をともにして下さったおかげで一人分の時間が浮きました。今晩のノルマは一人追加させていただきますねっ」
アイリは俺の嘆きを完全にスルー。全く聞いてないふりをしている。
「時間があるからって、俺の体力を無視するなよ」
「大丈夫です。精力回復がありますからっ」
にっこりするアイリ。
「鬼だ、鬼嫁すぎる」
俺の叫びが大浴場にこだました。
内容が過激なので、そろそろ規制がかかるかもしれませんね。
規制されてもどうにか投稿は続けたいと思います。
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