表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

エッセイとか詩

よいやみの そらに。

作者: 砂礫零

『よいやみの、そらに』




よいやみの そらに


スマホを むけている


ひと、ひとり




みれば


よると ひるとの さかいめの


すこし、うえに


あかるく かがやく


きんのほし、ひとつ




ああ


これは ほんとうに


きれいですね




そらだけに むちゅうで


うしろを とおる ひとびとに


きづかない そのひとに




こころの なかで はなしかけ


わたしは


かいもののふくろを りょうてで さげて


あしばやに


いえへと かえった。





※※※※


『そのかげを、みたい』




きんのほしが いちばん あかるく


かがやく よる




ひとのかげも


まちのかげも


いぬのかげも


おまつりのように おどると いうよ




ほしの おはなしを つづった


うつくしい ほんの なかで みた


その けしきは


いまでも おもいだせるもの




きんのほしの あかるい かがやきを みると


いつでも おもいだせるもの




いつか みられる ひが


くるかな。




そう おもいながら わたしは


ゆうしょくの あとの


さらを あらう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 『よると ひるとの さかいめの』 これいいですね! 『昼と夜の一瞬の隙間…… 短い間しか見れないから、綺麗……』 って言葉を思い出しました! 足を止めて沈む夕日を眺めていたくなる時っ…
[一言] 拝読いたしました。 両方素晴らしいですが、特に最初の詩が好きです。 空に見とれている、見知らぬ人の立場にたって、同じ思いを共有しようとしている、作者の豊かな心に感動します。夕方の忙しさの中で…
[一言] ひらがなだけで構成されているのに、いや、だからこそかとても情緒を感じさせられる作品でした! こういう才能がないだけに、羨ましくなったりしますね〜。(しみじみ)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ