エピローグ(おまけ)
少し後日談的なものを加えました。
◇リアル世界にて
ある日、麗華が僕の家に来た。
白のブラウスに、スカイブルーのスカートと黒髪が風にはらはらとゆらめき、インターホン越しにも、その清楚さが眩しい。
麗華の突然の訪問に驚いた妹の結衣が慌てて
「兄貴は、きえろ! 」
そう言って、僕を奥の部屋に押し込んで閉じこめようとする。
すると、インターホンに
「白鳥です。カズヤ君いますか」
その声に妹は絶句した。貧弱兄貴を麗華に見せたくない結衣は、震えながら
「終わった………」
頭を抱えているが、僕はかまわず玄関をあけて「どうぞ」と言うと、麗華が頭を下げて入ってきた。
その様子に、結衣はもちろん、母さんも唖然としている。
「おじゃまします」
そう言って、麗華が母さんに菓子折りを渡すと。結衣に微笑んで、遠慮がちに、僕の部屋についてきた。
その、信じられない光景に、母さんが結衣に
「今の、美少女はだれ」
「白鳥先輩………が、兄貴と二人きり……」
結衣と、母さんは固まっていた。
◇学校にて
学校では、いつものように僕は三平太と二人だが、たまに麗華が話しかけてくる。さらに早瀬も加わり、考えられない組み合わせに、いったい何がどうなったのか周囲の者は訝っている。
僕たちが話をするのはストレインワールドのことだけど、あれから新規アカウントの作成が出来なくなり、他の者が話題に入ってこられない。なぜ、アカウント制限がかかっているのか、僕達はそのことも探っている。
妹の結衣は、この信じがたい状況にストレイン・ワールドが絡んでいると、気づいているようで、以前父さんに買ってもらったゲーム機でゲームを進めている。
結構前からアクセスしていたようで、麗華との関係がバレてからは、僕にいろいろ聞いて、かなりレベルも上がっているみたいだ。
でも、何をしているのか詳しくは教えてくれない。
どうも、違う世界でなにやら企んでいる………
◇『白鳥麗華』
長く艶やかな黒髪をなびかせる高校二年生の美少女。
偏差値80を越え、英検1級、聡明で明るい性格で、生徒会長も務める、非の打ち所のない女生徒だ。おまけに、スタイルもいい。
「カズヤ、滅殺の斬撃を」
「グホホーー! 」
唸りをあげるトマホークの切っ先!
ミノタウロスの斬撃は、一撃で敵を討ち倒す!
後ろで黒髪をなびかせ満足そうに微笑む剣姫、レイカ。
こうして、今も僕は彼女の召喚獣として、日々戦っている。
<了>
これで終わりです。
お読みいただき、ありがとうございましたm(_ _)m。
一年半かかりました……
丁寧に作ったつもりですが、見直すと、誤字、脱字などが結構あって、おいおい直していきます。
次は、妹の結衣も登場する、ストレイン・ワールドの別世界を舞台にした話を考えています。また、よろしくお願いします。




