コント「突然しゃべり始めた愛犬が超ドSだった」
ツッコミ
「いやあ、しかし犬のお前が喋れるとは知らんかったなあ」
ボケ
「まあ飼い犬がいきなり喋っても怖いかなとか思ってな」
ツッコミ
「それでずっと喋らんかったんかあ」
ボケ
「でもお前がさっき、もしシロが喋れたらなあ、って泣いて言うからな」
ツッコミ
「ああ、あれでかあ」
「しかし喋れるお前に色々話してたのが急に恥ずかしくなってきたわ」
ボケ
「まあ気にするな、俺とお前の仲やないか」
ツッコミ
「そうだ、前からお前がもし喋れたら聞いてみたかった事があるんやけどいいか?」
ボケ
「なんでも聞けや」
ツッコミ
「お前、夜中とかに急に何もない方向に向かって吠えまくる時あるやろ、あれは何か意味あるの?」
ボケ
「いきなりやな…」
ツッコミ
「えっ?なんか言いにくい話なんか?」
ボケ
「言うても大丈夫か?」
ツッコミ
「な、なんかヤバイ事なんか」
ボケ
「言いにくい話ではあるかな」
ツッコミ
「や、やっぱり、れ、霊的なヤツ?」
「早よ言えや」
ボケ
「あれはなー…あれやるとなあ」
「お前がめちゃくちゃビビるのが面白くて吠えてただけや、ははは、笑えるー!!」
ツッコミ
「はあ!?」
ボケ
「今もめっちゃビビってたもんな、や、やっぱり、れ、霊的なヤツ?あわあわ、笑えるわ」
ツッコミ
「お、お前そんな事して俺をからかってたんか」
ボケ
「昨日も、シ、シロどうした?な、なんか居るんか、あわあわあわ、ははは、笑えたわあ」
ツッコミ
「はあ?!あわあわしてないわ!!」
ボケ
「先週なんかお守り握って、シロ大丈夫だよな?大丈夫だよな?わあわあわあ、ははは、腹痛い!!」
ツッコミ
「笑うなあ!お前だってアホみたいに自分の尻尾追っかけてクルクル回ったりしてるやろうが!!」
ボケ
「うん、うん、そやな、それでさっき泣いて、シロが喋れたらなあ、って言うてた話やけどなあ」
ツッコミ
「言うなあ、もう良いから、あれはもう言うなあ」
ボケ
「いやいやお前が俺に相談してきたんやないか、お答えしましょう!」
ツッコミ
「いや、あれはお前が犬やから言うただけやから」
ボケ
「俺は今も犬やぞ」
ツッコミ
「お前、それ以上言ったら飯抜きやからな!!」
ボケ
「わかった、なら言わないでおくけど条件がある!!」
ツッコミ
「なんや、条件って?」
ボケ
「もう今後お座りとかお手とかさせるな!あと、おかわりもな」
「お手って、あれ前足やしな、おかわりって更に意味わからんわ!」
ツッコミ
「そうか、そうやな、もうしないって約束する」
ボケ
「あと散歩で公園行った時にボール投げて取ってこいっ言うやつな、あれをさせてた事を謝れ!!」
ツッコミ
「えーあれは楽しそうにしてたやろ」
ボケ
「はーー?お前接待ゴルフする時に嫌そうな顔してする奴見たことあるか?」
ツッコミ
「と言うことは接待的な感じで楽しそうにしてたの?」
ボケ
「じゃあ逆に聞くけどお前が同じ事をさせられて楽しいか?」
ツッコミ
「まあ楽しくはないな、すまんかったな」
「ならエサの時の待て!とかもやめような、1番嫌やったろう?」
ボケ
「い、いや、あれは良い」
ツッコミ
「え?そうなの?」
ボケ
「あの目の前に欲しいもの見せつけられて焦らされる感じがたまらん」
「出来たらもう少し焦らしてほしい」
ツッコミ
「お前、そんな趣味あったの?」
ボケ
「散歩の時に俺が行きたくないって踏ん張るのをリードで引っ張られるのもムラっと来る」
ツッコミ
「え?ならあの踏ん張ってたのも引っ張られたいからやってたんか?」
ボケ
「う、うん」
ツッコミ
「そうか、なら今から散歩行って引きずり回したろか?」
ボケ
「た、頼むわ」
ツッコミ
「外は結構暑いなあ、よーし、ならあの電信柱のとこまで行ったら引きずったるな」
ボケ
「いや、もう少し商店街の辺でやってほしい」
ツッコミ
「なんや、見られたいタイプか、お前も大概やな」
ボケ
「ここら辺から頼むわ、あとお腹とかも蹴ってほしい」
ツッコミ
「お、おう、お前すごいなあ」
「行くぞ、踏ん張るな、バカ犬がー!!」
ボケ
「蹴って!蹴って!」
ツッコミ
「早く歩け!このバカ犬!!ボコッ!ボコッ!」
ボケ
「キャーン、キャーン、キャーン」
ツッコミ
「あっお巡りさん!!え?いえ違いますよ、この犬がドMで蹴って欲しいって言うから蹴ったんですよ」
「いや、ほんとですって、え?薬とかしてないですって!署まで行く?ちょっと嫌ですよ」
「痛い痛い、やめて下さい、分かりました、素直にパトカー乗りますから」
ボケ
「あーあ、ほんまにパトカーで連行されてやんの!!あのアホからかうとほんまに飽きへんわ!!」