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奈良時代の大陸の情勢について知っておこう
奈良時代の大陸の情勢についても、ざっくり述べておきます。
この時代の中国は唐代でも繁栄をした「盛唐」から「中唐」と言われ、三蔵法師のモデルとなった「玄奘(602年-から664年)」がインドまでの旅の記録をまとめた旅行記「大唐西域記(西遊記のモデル)が書かれています。他にも私たち日本人にも馴染みのある「楊貴妃(719年-756年)を愛した玄宗皇帝(712年-756年)が安禄山を中心とした反乱である「安史の乱(755年-763年)で国力を落とし、その後も内乱が続き、907年に滅亡します。
朝鮮半島の方では半島を「新羅」が統一したのち、高句麗の後を継ぐように「渤海(698年ー926年)」が朝鮮北部から満州にかけて興り、唐や当時の日本と対立していた朝鮮中南部の「新羅」をけん制するような形をとっていました。




