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未完成な人形

作者: 夢想のモモ

物語に憧れた魔法使いは自分の人形に意志を持たせることにした

意思を持ったばかりの人形は好奇心旺盛でドンドン成長してく

川を渡り山を登り、一人旅を楽しんでく

山を越えると村にたどり着き村人びとに可愛がられる

村人たちは働き者で、各々の仕事をこなしてく

人形はまたすぐ興味を惹かれ、村人の仕事をまねる

拙いながらも人形は仕事をまね仕事をこなすことができた

そんなある日人形は書庫を見つけてしまう

書庫を見つけた人形は本に入り浸り、知識欲を貪り

特に冒険談はお気に入りで全部読む勢いで読みつくしてしまう

読みたい本を読みつくすと、次の村に行ってみたくなる

村人たちに、次の村に行くのを伝え人形はまた旅立つ

次の村では色鮮やかな人形を作る町だ

人形はすぐに興味を持ち村人の仕事を手伝おうとする

しかし、人形を作るにはまず何をしていいかもわからず

立ち止まり眺め、職人に話を聞く

真似事だけでもしようと手を伸ばすも仕事の邪魔になってしまう

そこで今度は村人たちを訪ね知識だけでも身に着けようとあがいてみる

あがくことで真似事だけでも人形を作ることができ人形づくりを始めてしまう

人形を作りはじめる人形

不格好ながらも人形は一体の人形を作り上げることができた

その人形をつかってすぐに遊び始める人形

しかし、拙い知識で作った人形はすぐに壊れてしまう

慌てふためく人形

人形は、頑丈で仲良く遊べる人形が欲しくなり

町で職人を眺め遊び話技術を学ぶ

一年ほどたつと頑丈な人形も作れるようになり

遊び続けることもできるようになった

しかし昔冒険譚が好きになってしまった人形は

自分と同じ仲間がいない事に気づいてしまう

気付いてしまった人形は生まれた街、魔法使いが住む街に戻ることにする

町に別れを告げると、山々を越え橋を渡り生まれ故郷の街にたどり着く

しかし何年かたってしまって自分を作った魔法使いは居なくなってしまったことを知る人形

そこで人形は自分で人形に意思を吹き込む研究を始める

まずは街で勉強するために、学校に通い勉強する

学校では見るもの知るものすべてが新鮮で、何でも聞こうとする人形

聞いてるうちに自分の話もしたくなり、冒険譚の話や人形作りの話をする人形

そうしてまた月日は流れ、基礎となる勉強が終わる

人形は考えるこの基礎があっても自分が発展させなければ意思を持たせることなんて出来ない

そこで人形は研究所に通うことにする

研究所では学校と違って、誰も教えてくれることは無いけど、人形遣いと同じ研究をしてるものや

理解し合える仲間たちがいる

研究所の中で人形は意思を芽生えさせる、研究を進めることは出来た

しかし研究にはお金が必要で、働いては研究し働いては研究しほつれていく人形

しかし人形は意思を芽生えさせる研究に手ごたえを感じ

ついに人形に意志を芽生えさせることにした

人形は頑丈な人形を作り魔法をかける

すると人形は動き意思を芽生えさせ、人形と一緒に踊りだす

夢がかなったと思った人形はその後の確認せずに、一度寝てしまう

起きた人形の目には意思のない人形が横たわってる

慌ててて人形は魔法をかけるも人形は動かないし、ついには壊れてしまう

今まで大事にしてきた人形にも慌てて魔法をかけてみる、やればやるほど人形は壊れてしまい

魔法をかけることが怖くなり泣きだす人形

泣き研究所にもどり、同じ研究をしてる仲間にたしなめられる

泣き疲れて寝て、もう一度だけと人形はまた魔法をかける

しかし問題を解決してない魔法は、すぐにまた人形を壊してしまう

そこで人形は一度落ち着くためにも今までのことを本に書き綴ることにした

書き綴ると人形は落ち着くことができ眠ることは出来た

まだ意思を芽生えさせる意欲があるが、怖くも有る人形

只また好奇心に負けて、人形を作ってしまう沢山の人形を

そして沢山の人形を壊す、壊すことで感じ覚え研究は進む

しかし人形の意志も段々と疲弊してく

薄れいく意思の中で人形の研究は進む

何日か意志が残る人形もいるが、長くもつ人形はまだいない

段々と完成するのか疑心に捕らわれる人形

研究所で仲間と話すことで少し心が回復するが

歩みを止めたくなる、このままの研究で完成するのか?

根本的な所が間違っているんじゃないか?

人形は心を取り戻す為に本を読むも今は慰めにしかならない

現実のほうがずっと難しいし楽しいし悔しかった

でも本が有ったからこそ、ここまで来れたし心に残ってる

次は何をすれば良いのか?1度今まで回った村や町を見て見つめ直すべきか?

考えるも1度動き出した手を止めることは出来ない

そこで1度日記をつけることにした、村、町、街の事を研究の事を書かずにはいられないのだ




この後の人形の物語はまだ無い




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― 新着の感想 ―
[一言] 抽象的な物語ですが、作者の心情に近い詩のような形なので完成度高いですね。これはこういうことかなと想像を楽しめました。
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