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新しい生活

両親が離婚して、私は母親の実家がある長崎に引っ越してきた。今日からここで新しい生活が始まる。


二週間後➖新しい学校にやってきた。


担任になるであろう先生がクラスのみんなに私を紹介する。


『今日から六年二組の仲間になる、桜井海さんです。東京から来ました。』


『桜井海です。よろしくお願いします。』


どうでもよかった。新しい学校とか、新しい友達とか、新しい生活とか、全て。


決められた席に着く。誰も話しかけて来ない。別にそれでいい。それがいい。でも、少し悲しい。本当は新しい友達がほしい。


『やっぱ東京って芸能人とかに会えたりするの?』

隣の席の男の子が話しかけてくる。

『あ、えと…まあ○○△△とか☆☆○△は見たことあります。』

『すげえ!俺○○△△好きなんだー!』

周りのみんなが寄ってくる。


『かわいかった?』とか『どうだった?』とか聞いてくる。友達が出来そうで嬉しかった。


隣の席の男の子に感謝しないと。


たちばな 恭輔きょうすけっていうのか。


私はそれから何度もきょうすけに助けられた。きょうすけがいなかったら私はもしかしたらこんなに馴染めてなかったかもしれない。


きょうすけのことが好きになっていた。バスケをする姿がかっこいい。私より背が小さいのに守ってくれる。絶対意地悪をしない。すごく優しい。


あと何回、バスケをするきょうすけを見ることができるだろうか…


あと一週間で卒業か…この小学校には何の思い出もないけど。。

きょうすけとは学区の関係で中学が違う。

少しだけ卒業したくない気がした。

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