入学式
今回は何故か初登場の人からの視点で始まります。それと何時もより少し長めになっています。それではどうぞ
私レミア=カールスには夢や目標がない
この学園に入った理由も親から行けと言われたからだ
自分で言うのもなんだが魔法の才能もあり他の人よりも運動神経が良いため
特になにもせずに合格はできるだろうと予想し予想通りに合格した
このまま私は親の言うことだけをしていくのだろう
それはまるで機械のような気もするが私は特に何も思わない
きっとそれが私の運命なのだから
「新入生代表挨拶」
進行役の先生であろう老人が見た目通りの老いた声で会場に知らせる
その声で頭の中の考え事を切り離し舞台に目を向ける
そこには青い髪が印象的な男子だった
会場には合格者だけでも1500人の人が居るのにもかかわらず
青い髪の男子は戸惑ったり緊張する仕草1つせずに逆に笑顔で舞台の真ん中に移動する
あまりの堂々とした姿にどこかの貴族かと思ったが主席レベルの才能をもつ貴族の子に青い髪は私が知る限りでは居ない
そんな彼は舞台の真ん中まで移動した後一言も言葉を発さずに1人1人の顔をしっかりと見るように会場の全体を見渡す。だが見渡し終わった後も何も言わずに立ち止まっている、まるで何かを待つように
しかし会場は待ってくれない、それもそのはず代表者が何も言わずに立ち止まっているのだ誰もが何かアクシデントが起きたと思いざわつく
「僕は弱い、それはあまりにも微力でしかない魔法や剣技
それに先ほどの信頼の無さで証明できます。
なので僕は皆と協力し合い弱さを無くしていきたいです。
各々が自分の良さを引き出せるように頑張っていましょう
その言葉に会場がざわめきだす、それもそのはず1年生1500人のトップに立つ人物が順位関係無く上位者も下位者も大きな違いは無いと言ってるようなものなのだ。この学園では上位者と下位者に差をつけている。例えば学食の無料化や寮の規模など他にも小さいのが多くあるので誰もが上位者を目指しているのに彼はそんな事は些細な事でしかないと遠まわしに言っているのだ
私は初めて驚いた世の中にこんなに面白い人が居たんだときっとこの人に付いて行けば何か得ることが出来る、そう確信してしまうほど強い思いが胸をうつ。それは今までの私には抜けていた部分にすっぽりと嵌った
ざわつく会場を登場した時と同様に笑顔で堂々と退場する姿は貴族よりも気高くみえた
ヤバい、ヤバい、ヤバい、ヤバい、ヤバい
舞台に上がったは良いが何を話せばいいか分からない
一応、紙に言うことを書き出してはいたが肝心の紙がどこにあるのか分からない
しかし、ここで立ち止まっているだけではどうしようもないので取り敢えず舞台の真ん中に行こうと
足を進めるが頭では分かっているものの身体の方が拒否しているので中々足が進まない
そのため一歩一歩踏みしめているかのようにあるいてしまう
だが、ここはまだ始まってすらいないのだ新人生代表としての挨拶をしなければいけない中
移動だけにここまで精神を消耗させては話している途中に白目を向くという歴史に名を残しかねない事が起きるかもしれないので落ち着かせようと深呼吸をするが客席は何も話そうとしない俺にざわめきの波で飲み込もうとしている、その中にはバカにしたような嘲笑も混じっているような感じがし心を蝕んでいく
これは客席の顔を覚えて後から復讐するしか解決方法がないな
1人1人顔を覚え後は波に飲まれないよう足掻くだけ皮肉というなの浮き輪をつけて
「僕は弱い、それはあまりにも微力でしかない魔法や剣技
それに先ほどの信頼の無さで証明できます。
なので僕は皆と協力し合い弱さを無くしていきたいです。
各々が自分の良さを引き出せるように頑張っていましょう」
遠まわしに僕弱いから失敗しちゃっても問題ないよね。適材適所っていうじゃん
的な事を言っているつもりだ
しかし、ざわめきは期待と裏腹に増していく悪化の一歩しかたどっていない
・・・誰も俺の真意に気づいてないのか
誰もが自分の方を見ずに近くの者達と話している
殆どの人がこちらを見ていない、否、見ていないからこそ逆に堂々を舞台を去っていく
これ以上いると物とか暴言が飛んでくるような気がして恐いからだ
特にそれにキレたエマが暴走しているのが頭に浮かんでくるからだ
ふとそう思うと想像が止まらない
血の海という言葉が本気で似合いそうな場所に全身血染めで椅子に座り
挨拶が終わり退場していく俺に拍手を捧げるエマの姿が・・・
それに比べたらざわつきくらい余裕で受け入れられるな
ありがとうエマ、君のヤンデレで初めて僕が救われました
正確に言えば救われるのは客席の人達の命なのかもしれないが
今回、投稿が随分遅れてしまいました
次話も遅れると思います
5月あたりになれば今よりは多少早くなるかなっと思います
次回も宜しくです




