生徒会副会長⁉︎
どうもお久しぶりです
18話を大幅に編集したので
その辺はご了承下さい
挿絵募集中です
「今日から君は副会長だ!」
何で、学園について知らない事が多い1年生
しかも、入学式すらまだなのに副会長として
任命されるのは間違っている
なぜここに至ったのかを振り返りながら
ハンジーアは現実逃避を始めた
ガチャ
ノックもせずに生徒会室に入る
まあ隣に生徒会長がいるから問題無いと思う
……そうだと思いたい
「会長、おかえり〜
その人がハンジーア=バルシュートですか〜」
黄色の髪が印象的な女の子がいた
おそらく女の子とは言っても1、2歳は
年上だろう、腕には生徒会書記と書かれた
腕章をつけていた
「その通りだ、新人生代表の挨拶してもらいたいからな
ハンジーア、こいつは生徒会書記の
エミリー=カヌバーンだ」
説明してもらうのは構わないけど
生徒会長以外にも人がいるなら
その人に任せればいいのに
「生徒会は二人で活動してるんですか」
エマさん確かに気になりますが
2人で学校の生徒会を活動するなんて聞いた事ありませんよ
「ああ、その通りだ
現在、生徒会は生徒会長の私マリ=ジェーネット、書記のエミリー=カヌバーンだけしか
いない、空席は生徒会副会長と会計、雑務だ
そこでだ、ハンジーアに生徒会副会長となって欲しい」
…… へぇ〜、2人で活動してるのか珍しいな
最後の方がよく聞き取れなかったけど問題ないよね、俺が生徒会副会長になるなんて
聞こえてない
「会長、それは本気で言っているんですか
新入生を生徒会副会長にするなんて聞いた
事がありませんよ」
エミリーさんは驚くと言葉の最後は伸ばさなくなるんですね〜
ちなみに〜、僕も新入生を生徒会副会長にするなんて聞いた事がありませんよ〜
「……はあ?俺が生徒会副会長?」
俺はマリさんにどんな恨みをかってしまったんだ
「マリ先輩、私も生徒会に入りたいです」
エマさん⁉︎俺が生徒会副会長になる事を
前提にしないで!
「んー、君の成績次第だな
まあハンジーア君が入ってくれるなら
成績問わず入れてあげてもいいが……」
マリさん、悪魔みたいな笑顔でこっちを見ないでください怖いです
エマさん、涙目の上目遣いは反則です萌えてしまいます
「はあ〜、わかりました」
回想|(現実逃避)終了
「会長〜、それじゃあ彼女には何をさせるんですか〜」
「会計でよくないか?」
テキトー過ぎるだろ
どんだけやる気無いんだよ
よく今まで生徒会やってこれたな
「わかりました、会計として一生懸命頑張ります」
……納得しちゃったよ
こんな感じでやっていけるの?
「それじゃあ、解散しようか」
「ちょっと待ってください、新人生代表の挨拶はどうするんですか?」
これについて話さないとここに来た意味がない
「そこは自分で考えなさい、自立しないとね」
人の皮をかぶった鬼か!
呼んだ本人が放棄するなんて……
「わ、わかりましたエマ行こうか」
エマを連れて生徒会室を出て行く
この件については必ず復讐する
「あ、ダーリンそう言えば
さっき休憩しようって言ってませんでしたか」
都合のいい事だけしか覚えないのかよ
ポジティブ過ぎるだろ
「生徒会室で休憩したから充分だろ」
僕、子供だから休憩は休む事ってしかワカラナイヤー
「鬼畜!悪魔!」
止めなさい、世間体から悪くみられたら
どうするんだよ
ご近所のマダムからの目線が怖くなっちゃうよ
「頭をナデナデしてやるから
勘弁してくれ」
お互いの妥協点としては問題ない
条件のはずだ
俺の考え通りにエマは笑顔で返事をした
「大好き!天使!」
……流石としか言いようがないな
エマはちょっと妄想の世界に入っているのか
頬を赤らめながらにやけていた
「エマ〜、早く鍛冶屋に行こう」
あの龍に会わなかったら今頃は武器を片手に持っていたはずだ
しかし、エマは動かずに俯きながら言った
「今、撫でてもらえませんか」
撫でます、撫でさせて下さい
まったく可愛いは正義だな
ナデナデ時間は小一時間続いたのは裏話だ
「あ!、ありましたよ鍛冶屋」
エマと鍛冶屋を探し始めて5分で見つかった
前回の鍛冶屋探しはサボってたと認識しても
いいよねエマさん
俺が天使の様な微笑みでエマを見ていると
エマが逃げる様に鍛冶屋に入って行った
エマったら、そんなに慌てたら俺の目が笑ってない見たいじゃないか
まったく失礼しちゃうぜ、エマさんじっくり
話し合う機会が必要みたいだね
「こんにちわ〜」
エマに対する殺気を出しながら入店する
ハンジーアなのであった
今回、アドバイスをくださった
虹様ありがとうございます
もっと改善できる所は改善していきたいので
感想などいって下されば感謝です
……次回もよろしくです(=゜ω゜)ノ