お金は怖いぜ
どうもお久しぶりです
今回も少し、いや、結構短いです
次回はできれば長く作るので
今回ばかりはご了承ください
学園内だと言うのに
様々な店がならんでいた
ここは商業区域らしい、学園内は幾つかの
区に別れており、どれも質が良いらしい
理由は生徒達が最善を尽くせるように
という学園長の気持ちらしい
それに学園では依頼板というものがあり
一定の条件を満たした者が受けれる
依頼があり、そのクリア報酬や倒した魔物などの素材が沢山手に入るため
武具屋の質はその中でもトップクラスらしい
「エマ〜、俺ノーマネーなんだけど」
……そう質は良いのだ、買うお金があれば
「あ、その点については大丈夫ですよ
私が持ってますから、ついでにこの世界の
通貨についても説明します」
エマの説明によると通貨は
銅貨・・・日本円にして約10円
銀貨・・・銅貨100個分
金貨・・・銀貨100個分
白金貨・・・金貨100個分
となるらしい
女性に全て買って貰うのは
ちょっと俺がヒモ扱いされかねない
「さ、流石にエマに金銭面での負担
とかはさせたくない」
……金銭面以外だったらいいのかよ!
誰もツッコミをいれてくれないので
自分でツッコミをするか悩んだ結局
心の中で叫んで終わる事にした……悲しい
「それなら、これは貸しというわけで
私のお願いを1つ聞くということで
貸し借りを無しにしましょう」
お、頭がいいなぁ〜
って、見返りがデカすぎないか
ブラック企業かよ
「見返りは俺を奴隷にする事か!」
俺の言葉に流石のエマもビックリしていた
「そ、そんな無茶なお願いはしませんよ
ちょっと、ちょっとだけダーリンと
ヤっちゃう事が出来ると考えましたが
流石に奴隷にするなんて考えていませんよ」
やだ、この子怖い
ちょっとだけとか言いながら
絶対がっつり考えていただろ
「やっぱり、お金は借りない」
うん、お金で俺の貞操に危機感を覚えてしまったブラック企業よりエマの方が黒かった…
「じょ、冗談ですって
私のお願いはダーリンからキスをして
もらう事にしますから」
まあ、最初のお願いと比べると
随分軽くなってしまったが
キスだけでいいなら……
「わかった、それで手を打とう」
実はこのお願いの裏には
最初に無茶なお願いをして
その後、本命のお願いをする事で
本命のお願いが通りやすくなるという戦法だ
さらに、キスとしか言われてない為
どのようなキスをするかはエマが決める
権利をあるという事だ
今回はエマが一枚上手でハンジーアは
まったく気づく事が出来なかった
「じゃあ、今してください
ちなみに、ディープキスで」
してやられた、学園内でする事で目撃者
を増やし俺と付き合っている事をみんなに
アピールする為だったのか
それにディープキスなんてハードなものを
要求してきた、今回は俺の負けだな
ただ負けるのは癪だから
最後に俺が出来る範囲で足掻いてやろう
いや、逆に上げて、上げて
高い所から一気におとす
「エマがここでしたいなら
しょうがない、お願いは聞かないと
いけないからな、恥ずかしいから
ちょっとだけ目を閉じてくれると
助かるんだか」
……エマよ俺を嵌めた事を
後悔させてくれるわ!
なんだかよくわからないハンジーアの
復讐が始まったのである
さあ、次回はハンジーアのエマに対する
復讐戦?
…次回もよろしくです