明日は結婚式。
とうとう明日、結婚式です。
三日前から屋敷の中が総入れ替えって言うくらい変わっています。
私の部屋は鷹くんと同じ部屋になります。
そして、私のスーツケースなど置いてある部屋は以前のまま「不思議部屋」として残してもらいました。
萩さんに婚儀の事を聞いています。本当は予行練習をしたいけど無理。
だから、ぶっつけ本番になります。まぁ、鷹くんが傍にいるから心配はしていません。
そして、式にあたっては私の希望を言わせて頂きました。
その1 契約書(婚姻届)にサインする事。
その2 お互い平等。自分で出来ることは自分でする事。
その3 新婚旅行は必ず行く事。
その4 鷹くん。と私が呼ぶことを許してくれる事。
その5 鷹くんが浮気をしたら鷹くんが、この屋敷から出て行く事。
すると、鷹くん並び萩さん達は幾つかの決め事に首を傾げられています。
まぁ、おいおい慣らしていけば良いんだから。
今晩は明日に向けて私は早く床に着きました。でも、眠れません。興奮?
「凛。眠ったか?」
「鷹くん。全然寝られない。鷹くんも?」
「ああ。今宵は月が綺麗だぞ。」
私は庭の縁側で鷹くんと話しています。
「鷹くん。なんか緊張するよね。」
「・・・・・・・・」(鷹明)
「鷹くん。私、明日は失敗しないかな?そそっかしいから。鷹くんに恥をかかせたらごめんね。」
「大丈夫だ。気にするな。・・・それにしても、俺が未来人である凛と婚儀をするなんて考えてもいなかったぞ。」
「私もよ~~。まさか、私が結婚するなんて考えてもいなかったわ。それも貴族様とよ~。人生なんて何が起こるか分からないわよね。そして鷹くん。これからも宜しくね!浮気したら許さんからね!」
「・・・・・・・・」(鷹明)
そう言うことで今日、無事に結婚しました。