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序章 ~目覚め・何時の日常~

この作品はフィクションです。

登場する人物、団体、国家等は現実社会と一切関係ありません。

寝ぼけたまま彼はその見えない黒い瞳の右目を擦っていた。

そう黒いはずの右目を・・・。

しかしその眼は蒼かった!

一瞬ではあったが蒼かったのだ・・・。





「そろそろ起きないと・・・。」


寝ぼけたまま彼は布団の中にいた。

低血圧のせいで起きてから1時間以上布団に包まり続けるのが彼の一日のスタートだ。

まだまだこのままで居たいのを我慢してゆっくりと起き出し右目を擦る。

しかしその瞬間・・・。


「またやった!」


彼は一気に目を覚ました。

すぐに左手を右耳の辺りから眉間に向かって滑らせる。

それと同時に蒼かった右の瞳は元の黒い瞳に戻っていた。

そう元の黒い瞳に・・・。





彼、フロルド・Y・F・ランフォードは生れ付き右目だけが蒼かった、しかし今は両目とも黒い。

天涯孤独と言う生い立ち以外は目立たない極普通の高校生としての日常を生きていた。


「ばれて無いよな?」


そう呟きながら登校の準備を進めていった。


学生寮からの徒歩による登校途中、何時もの様に一人で歩いていると、背後から彼に声が掛った。


「おはよう!

 フロルド君。」


その声にフロルドは振り返りながら、


「ん?

 おはよ、エリシア。」


クラスメイトのエリシア・ノーラを見てぶっきら棒に挨拶を返しながら歩き出す。

エリシアはクラスメイトに対して普段から距離を取っているフロルドにも極普通に接する数少ない人間だ。


「もう待ってよ~。」


そう言いながら追いかけて来たエリシアは小走りで追い付き、笑顔でフロルドの隣に並びながら歩き出す。

しかしフロルドの方は内心、彼女が自分に関わる事に対して毛嫌いしていた。

彼女はクラス、学年、学園の枠を超えてファンクラブまで有る美少女だ。

当然フロルドは、そんな彼女が何故、自分に付き纏うのか察していたが、彼にとってはエリシアの好意は迷惑以外の何物でも無かった。

しかし、それを態々口にするほど彼は非情でも無く現在は放置状態、先送りとも言うが・・・。

で必要最小限の関係を継続中だった。


「ねぇ気づいてる?

 何時もの口癖出てたよ~。」


そんな内心に気づく事無くエリシアは話し掛けてくる。

そんな、エリシアの会話には一切答えずに無言で返しフロルドはひたすらに歩き続けていた。

教室に着くまでそんな一方通行の会話が続いていていた。


補足だが、エリシアは一方通行な会話は何時もの事なので特には気にしておらず当然周りのフロルドに対しての視線にも気付いていなかったりする。

他人の視線はフロルドでは無く自分に向けられていると思い込んでいるのかも知れない。

こういった嫉妬交じりの視線には昔から曝されているのだから。




教室に着くとエリシアと仲の良い生徒がエリシアを冷やかしに来たがフロルドは他人事と一切割り切って無言のまま自分の席に腰を落とした。

少ししてクラスメイトのハース・タクティスが話しかけて来た。

ハースもまたフロルドの事を構う一人である。

本人からするとフロルドは手の掛る弟の様な物でぶっきら棒で愛想がないのもむしろ好感が持てる部分なのかも知れない。


「よっ!

 相変わらずだな。

 それより、今日の実技は出来そうか?」


「さぁ、な。」


フロルドが素っ気無く返すのとホームルームの鐘が鳴るのはほぼ同時だった。

この作品はもともと別携帯小説サイトに投稿していた物ですが、作者のミスにより更新不可になってしまった為、加筆修正を加えて当サイトに再投稿した物です。

別サイトの進行に追い付きましたら、再度連絡したいと思います。

さて、作品についてですが、この作品は、作者の妄想全開で書いている物なので肌の合わない人はご容赦ください。

また、ご意見等ありましたら遠慮なく投稿していただけると幸いです。

ではまた。

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