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許嫁は世界を破滅に導く力を持つ  作者: 紙絵
第二章

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天体観測

望遠鏡を見る。

「まだ明るいのでよく見えませんが、使い方は覚えてくださいね」

天体の授業、先生がみんなに話している。

今日の夜、天体観測をする。

選択授業なのでクラスのやっかみ達はいない。

「夜に集まるなんて楽しみだね!」

リリーが話しかける。

「カイト君もいるしね!」

リリーがコソッとハナに耳打ちする。

リリー真剣にカイトのこと…?


「ハナ、夜は冷えるよ!これ付けて」

ルイにマフラーを巻かれるハナ。

「うう、ありがとう…」

「俺も付いて行っていい?」

「ルイ、だめだよ。何言ってるの?」

ハナはルイを睨む。

「でも、こんな夜に歩いて学校に行くのは駄目。送り迎えはするからね」

ルイは譲る気は無いらしい。


車で送ってもらって学校に着く。

「ハナ!」

カイトと入り口で遭った。

「カイト、寒いね」

2人は連れ立って校舎の中に歩いていく。

その様子を、ルイとリリーが羨ましそうに見ていた。


「わぁあ」

星が空に沢山光っていて、とても綺麗だ。

「木星だ、線が見えた」

「あれは双子座かな」

皆んな口々に話している。

「リリー見える?」

ハナがリリーに話しかける。リリーは何かを見つめている。目線の先は…

「星じゃなくて、カイト見てるの?」

「!」

「リリー、話しかけてみたら?」

「そんなっ無理!」

リリーってば!そんなに恥ずかしがって。一肌脱いであげよう。

「カイト、リリーが双子座見たいんだって、座標合わせてくれない?」

「ちょっとハナ!」

「え?いいよ〜。リリーちゃんちょっと待ってて」

「あ、ありがとう…」

ハナはそっと2人から離れた。

なんだか初々しい。

暗がりで、皆んな星に注目している。

ハナは1人で空を見上げた。

あれは…ドラゴンかな?

妖精が1人になったハナの近くに寄ってくる。

ハナの周りは星空みたいにキラキラしていた。

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