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許嫁は世界を破滅に導く力を持つ  作者: 紙絵
第二章

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6/7

ハナはドラゴンに乗って飛んでいる。

誰にも邪魔されず、自分の能力を使える。

空は気持ちいい。

たまにはストレス解消しないとね!


「ハナ?昨日の夜どこか行ってた?」

ルイがハナに聞いてきた。

バレてたか…

「うん、まあ…」

ハナは曖昧に肯定した。

「ドラゴンもハナと一緒にいたいみたいだし、たまにはいいけど。次は、俺に教えてから行って」

ごもっともです。

「ごめん。心配かけて」

ハナはちょっと反省した。

「素直でよろしい。もし今度黙って行ったら、お仕置きだよ?」

ルイはハナを見て笑った。

うっ…

ハナはちゃんと話してから出掛けようと心に誓った。


薬学の授業。

「今日は回復薬を作ります。鉱石によって何に効くか変わります。この薬草を入れて、鉱石は自分で選んでみて、では、皆さんもやってみましょう」

妖精達が耳元で囁いている。

「ハナ、これを入れてみて!」

「この鉱石が綺麗だと思う〜」

「分かったわかった。じゃあアメジストにするね!」

コソッと妖精に伝えるハナ。

その様子を見ているリリー。

「妖精達と楽しそう、いいなぁ」

「そう?」

「ハナのおかげで妖精見られて嬉しい」

ハナが作った魔法薬は、魔法を使う能力を高める物になった。誰よりも美しい色をしている。

「何それ?妖精が教えただけじゃん!」

妖精が人に懐く、話せるだけでも凄い事なのだ。

やっかんでいる人ももちろんいるが…

「ちょっとやめな!」

「あんた、あの噂しらないの?」

コソコソ話している声がする。

ドラゴン達が集合してしまったあの事件以来、ハナに何かしてこようという輩はいなくなった。

ただ、ハナに近づくと危ない目に遭うという噂が生まれた。

まぁ、実際そうだし、今までよく気づかれなかったものだ。

「ハナ、気にしない方がいいよ!」

リリーがサラを気遣う。

「ありがとう」

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