《犬愛情物語り①》電車の中で大きな寝言を叫んでしまい、少し恥ずかしかったのですが、、、なんだか心が暖かくなりました
あどけない思い出の中にある【自分の核心】
それを教えてくれたのは、【犬】でした。
なろうラジオ大賞6応募作品です。
寒い冬が立ち去り春の陽気な日差しが差し込んでくるある日、【あたし】と【もも】はリビングの窓の近くでお昼寝をしていた。
「くぅーくぅぅぅーーー」
添い寝していたまだ子供のチワワの【もも】のあたしを呼ぶような鳴き声に目を覚ました。
ふわふわした柔らかい白い毛と体温で暖かーいお尻をあたしに当てながらまるまっているもも。
何かあったのかなぁ?と思って、ももの可愛い顔をそーっと見てみると、もものおめめは閉じたまま。
「なーんだーももの寝言だったんだね!」
犬も夢見るんだぁー
どんな夢を見ているのかな?
怖い夢?
楽しい夢かな?
そうだったらいいのになぁーーー
と色々思いながら、再び眠りについていくのでした・・・
「まっ!本当の姉妹みたいね」っと、クスクス笑う母の声が段々と遠のきながら………
◇◇◇
・・・・ももちゃんーーー待ってーーー!!!
「はっ!」
びっくりして慌てて目を開けたあたし!
あれれ?ここは?電車の中!??周りの人達の目線が気になります………
どうもあたしは、電車の中で大きな寝言を叫んでしまったみたいです………
「はっ!ももは?」
あたしは急に何かを思い出したかのように、愛犬のももを探し始めました。
はぁーやっぱり居ないよね。しかも電車の中だし………
それもそのはず、ももはもう数年前に病気で亡くなっていたのだから…
あたしは先程まで見ていた【もも】との幼い時の淡い時間が夢だったと気づくまでしばしの時間を要した。
きっとそれはあたしの本心がそうさせていたのだ!
【もも】にいて欲しいという願いを叶えたかったから………
「そうだよねー。【もも】が亡くなってから、もう十数年経ったのねぇー」
と思うと急に胸が息苦しくなったのでした。
今年高校に入学したばかりのあたし。
新しい事ばかりで毎日が新鮮で楽しいけど、心のどこかに寂しさが残っている。
きっとそれは………
あたしが小さかった頃から、いつもそばにいてくれていた【もも】が色々大切な事をあたしに教えてくれたおかげ!
今は、姿、形はどこにも見えないけど………
ももは確かに今も生きている!
あたしの思い出の中で………
これからも、よろしくね!大好きだよ!
【もも】………
読んでいただきましてありがとうございます
(☆>ω<)
これからも、よろしくお願いします!




