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第八部:決戦

バトルによるグロテスクな表現があります。ご了承ください。

白騎士(ホワイトナイト)、任務遂行!」

 六人はちりじりに飛んでいった。目標はシラサキを魔王(エンペラー)の所まで行かせる事だ。そのためには魔界から大量に来た魔物(スパディリー)を排除しなければならない。

【ヴルキリアソード】

 短期にいかなければこちらがやられる。兎に角本気でいかなければキツイ。

 空から降りてくる魔物(スパディリー)を片っ端から斬る。

「シラサキ、道を開けるからお前は進め!」

 シラサキは驚いたように声をあげた。その一瞬だけ隙を作ってしまい危うく魔物(スパディリー)にやられるところをクレスが助けた。

「余所見をするな。お前は指示に従え。」

 シラサキはクレスの言葉に頷き一歩後ろに下がる。

「プレセラ!」

 大きな魔方陣を描いていたプレセラに指示が加わる。

〈ゴウカノアルジヨ イマココニイデシタマヘ ナンジナルソノホノウニテスベテヲヤキハライタマへ〉

【ゴッド・インフェルノ】

 魔方陣の下は盛り上がり火山の噴火のように灼熱を吐き出す。

【アクアバリア】

 ミクはシラサキだけにその魔法を掛けた。

「さぁ行きなさい。もう何も怖くないわ。インフェルノに当たっても痛くないから。君ならあそこまで飛べるよ。」

 シラサキの背中を1つ叩くと私の所に戻ってきた。

「さて、最後だ。ハルマ!」

「合点!」

 いつの間にかシラサキをしょうハルマ。

「心の準備はいいか?」

 シラサキは返事を返せなかった。何故ならすでに飛んでいるから。

 シラサキは白い翼を羽ばたかせ空の端にいる魔王(エンペラー)を目指す。その姿は鳳凰の如き白鷺だった。

「簡単には行けないか。」

 魔王(エンペラー)は魔方陣を出した。

〈我が主よ 大気の理の集いし神の天罰を〉

 私は空中で魔方陣を描いきながら延唱をする。 魔方陣の中心にヴルキリアソードを突き刺し魔王(エンペラー) に向ける。

白斬法(ヴルキリア)守射羅貫(ホーリレーザー)

 発射された白く太くそれでいて暖かいもの。余りの反動に少し後ろに下げられてしまった。

【デモンバースト】

 魔王(エンペラー)も黒くおぞましい光線を放ってきた。

 私の光線に気付きそれを避けるシラサキ。

 そして2つの光線は交わり、互いに譲ろうとはせず一定の場所で競り合っている。

 しかし、私の体力はもう限界に近かった。これ程大きな魔法を最大質力で長時間流しているためもって十秒。

 その光景を見て唖然としていたシラサキだがすぐに私の異変に気付き魔王(エンペラー)に向かって飛び始める。

 そろそろキツイ。

「任せて。」

 プレセラが言う。魔方陣を描き始めた。

【エレメントバースト】

 虹色の光線が白の光線と混ざり合い1つとりおぞましい光線を押し返して行く。

《コノワタシガマケルノカ》

 完全に押し返して魔王(エンペラー)にかました。

 その勢いに乗ってシラサキが石を刺した。

《グオォォォォォ》

 本当に苦しんでいる。それで帰っていった。空は再び快晴となった。

「やりました!」

 ミクがそう言うと地上にいる五人はハイタッチやらプレセラを肩にのせるやら、私は乗ってないぞ!そりゃ、うらやまし…、

 気をとり直して、シラサキが戻ってきた。皆は大歓声で向かえた。

 ニアルの城下町も歓声によって地響きさえ感じとれた。

「お疲れ。」

「凄かったですよ。」

 ナフサとダイアは拍手しながら向かってきた。

「凄かったは。適当にあっちにでもつこうか悩んでたのよね。」

「そうなんですか!気持ち悪いとか、来ないでとか大はしゃぎ…」

 ダイアの口が何かの力で開かなくなった。

「ダイア、時として言ってはいけない事があるのよ。わかった?」

 ダイアは大きく何回も頷く。

「下らない茶番はやめて帰るぞ。」

 私が帰ろうとすると、

「まだあれやってませんよ。」

 ミクがそう言う。あれをやるのか。

「勝利のポーズ。」

「ホワイトナイト!」

「ついで×2。」

「あたしをお前と一緒にするな。」

「騒がしいぞ黙ってろ。」

「はい、すみません。」

「気をとり直して!」

「ホワイトナイト、せーの!」

「大勝利!」

「今回は魔界の誓いでした。」

「うちが近いだけか。」

「下らんぞ。」

まだちょっと続きますので、よろしくお願いいたします。

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