第六部:遺跡の秘宝
バトルによる少しグロテスクな表現があります。ご了承ください。
「やめろ!」
四人が一斉に叫ぶ。ガザは狂ったように笑い散らし今にも台座の上の丸い水晶体を取ろうとしてる。
【魔性結界】
ボクは無延唱で水晶体に結界を張った。あまり強いものではないけど。触ろとしていたガザは手を引っ込める。その隙を見てダイアが鞭でガザを飛ばす。
「シラサキ、クレスか。すまないな、油断していた。」
ハルマは此方を見ないで言う。大きな斧を担いでいた。
「小賢しいですね。」
ガザが起き上がり空を飛んだかと思うと、その後ろにはカマキリの化け物がいた。
「デカイ…」
言葉が詰まる。
【デスサス】
カマキリは物凄い速さで此方に向かってくる。魔法は使えない。
「シラサキ、お前はガザの相手をしてくれ。」
わかったと言う。そして台座へ翔ていく。
再び取ろうとしているガザの前に両手を広げて道をふさぐ。
「あら、ボウヤ。生きてたの。…どきなボウヤ!」
ガザがボク目掛けて右手を広げたと同時に物凄い衝撃を腹部に受けそのまま台座に体を打ち付けた。その衝撃に口から血が吐き出される。
「もう邪魔させないよ。」
ガザが尖った爪をボクに向けている。殺られる。
そう思った瞬間だ。台座から水晶体が落ちてきた。それがボクの手の中に落ちる。
辺りは真っ白く、でも暗くなった。ボク以外は誰もいなくなった。
水晶体の正体は魔界石。
魔界の者との契約が出来るものである。
勿論魔王ともである。
契約し、仮にだが魔王を召喚する。
魔王は魔界への道を作り出せる。よって魔物がこの世界に大量に殺って来ると言う訳だ。魂を求めて。魔界石も物によっては魔王に会えない物が多いがこの魔界石だけはどの魔物との契約が出来る。だから封印をされていたのだ。
目の前に黒い光がボクを眺めるようにいる。ボクの回りを一周した。
《人間よ。我になんのようだ。》
心に直接語りかけてくる。
「いつの間にかここにいたんです。」
正直に答えた。
《人間よ。我に何を望む。》
「何もいりません。」
光は動揺しているように揺らめく。
《そなたのような者は始めてだ。》
光は次第に正体を表す。
それはボクと同じ背丈の男だった。白い布だけを羽織っている。手には片手に収まるほどの石が持たれていた。
《これを差し上げよう。》
ボクはそれを受け取った。
辺りが強烈に光る。
元に戻った。魔界石はガザが持っていた。
「これで、これで!」
ガザは煙に身を隠し消えていった。
3人はまだカマキリの化け物と戦っていた。
とはいえすでに両手は切り落とされとおり勝利目前だった。
【獅子雷斬】
ハルマの一撃によりカマキリは真っ二つになった。
「スゴいです!」
ボクは両手を叩きながら言う。
「それより追っかけるぞ。」
クレスさんが言い他の二人も頷く。
「ごめんなさい。ボクのせいで。」
「謝ってる暇があるならサッサと追っかけて仕留める。それが軍人の鉄則だよ。シラサキくん。」
ダイアが言う。そうだなと正直に思った。
「では、」
【魔方陣転生】
今後も「ホワイトナイト」をよろしくお願いいたします。




