幼少期編①
「なんで私を産んだのだろうか」
児童虐待やネグレクトの報道が増える中、子どもはなかなか「自分と周りとの違い」を理解できないように感じます。
生まれて20数年経った今、自分が同じ過ちを繰り返さないように、母を反面教師にできるように「これまでの自分」を書きたいと思います。
私の母と父は20歳で結婚している。
母が20歳の時、長女として私が誕生した。(車がないと生活できない系の某田舎)
母が嫁ぐ形で父方の実家で生活をしていた。
私が1歳半になる頃、妹が誕生した。
その頃から家族の雲行きが怪しかったようで、なんと母は妹を連れて母方の実家で生活することとなった。私は父方の実家で生活をしていた。
そして私が5歳くらいの頃、親が離婚をした。
話によると両親の不仲ではなく、いわゆる「姑問題」らしい。
父方の母は父のことが本当に大好きで母のことを良く思っておらず、母も父方の実家で生活するのが苦痛だったらしい。母とはこの頃の話をしないので全て母の母(私から見た祖母)から聞いた話だが。
私は母方に引き取られることになり、晴れて母と妹と一緒に暮らすこととなった。
そして保育園に通うことになった。
これまで人の輪に入るということがなかった私。(父方時代にほんの数か月だけ幼稚園に通っていたらしいが本当に記憶にないので行っていなかったのかもしれない)
たくさんの人に囲まれて、「怖い」と思ったことを今でも覚えている。
保育園での生活で、自分と周りとの「ズレ」を感じ始めることとなる。