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旧家 ❀ 櫛名田一族の聖域  作者: 漣 ✾ 黒猫堂
『序』 chapter 001
2/40

一族の団欒 and 序幕 × 壹

 挿絵(By みてみん)

 櫛名田(くしなだ) 櫻子(さくらこ)



 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇



櫛名田(くしなだ) 櫻子(さくらこ)


 皆さま、ごきげんよう。

 前回 この『前書き』の部分で、おかしな老猫が長々と お説を垂れておられた『登場人物紹介』に引き続き―――

 こちらからは、このワタクシが大いに活躍する予定の『本編』となりますわ。


 どうか皆さま、楽しくお読みいただけますと、ワタクシたちも とても幸い かつ 光栄に存じます。


 そうそう、各お話の後半に『一掬(いっきく) ❁ ◯◯(たん)』…… などという、何やら台詞のみの―――

 えっと…… 小ばなし? …… 的なものが添えられていくようなのですが、これは 本編に付随(ふずい)した『ショートエピソード』のようなもの…… らしいですわよ?


 まぁ、『オマケ』もしくは アニメなどでいうところの『Cパート』の様なご認識で お読みくだされば(よろ)しいかと。

 作者の黒猫堂(くろねこどう)さんとしては、物語の世界観の補完…… とでもいったおつもりなのでしょうね。


 因みに、前述の『◯◯』の部分には、『後日』や『同刻』など、各話本編に対しての 時間の関係を示す語が入ってくる予定のようですわ。


 それでは皆様、今後とも何卒 宜しくお願い申し上げます。

 ごきげんよう。



 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇



玉依(たまより) 「ふん、オマエの話の方が 結局長かったようではにゃいか」


櫻子(さくらこ) 「うっさいですわね、このお喋り四本足は…… お話しする項目がたくさんあったのですわよ!」





 此処(ここ)は都内某区―――

 区の中心街から最寄(もよ)りの神在町(かんざいまち)駅前、その目抜き通り付近。


 駅の東側ロータリーから南へ延びる広い幹線通り沿いには、大小様々な店舗やオフィスビルなどが びっしりと建ち並んでいる。

 しかし、そこから路地へと少し奥に入れば、その先には比較的古くからこの地に住んでいる住民たちの家々が、所狭(ところせま)しと軒を連ねていた。


 そんな、昼夜を問わず慢性的に人口が密集した、小煩(こうるさ)い街並みと人々の営みがせめぎ合う都会の一角。


 しかしそうした街中(まちなか)にあって突如、古式ゆかしく素木(しらき)見事みごと(しつら)えられた大きな屋敷門が、幹線沿いのビルの(なら)びを無遠慮に寸断している。


 通りに面したこの門は『表門(おもてもん)』と呼ばれ、幅の広い観音開(かんのんびら)きの大層な造作ぞうさくは、全開すれば車輌も充分に行き来できるようだ。


 その扉の開け閉めや来訪者の管理は、門構もんがまえの脇に張り出した番所に常駐する守衛が(おこな)っているのであるが―――

 基本的には閉ざされていることがほとんどであり、普段のちょっとした出入りは 脇の潜戸(くぐりど)を使うか、もしくはこの他の各方位に(もう)けてある別の通用門が(もち)いられている。


 この表門(おもてもん)から両側に長く延びる筋塀すじべいには、良く手入れされた塀瓦(へいがわら)が整然と 一分いちぶの隙も無く()き敷かれており、更にその内側には 厚く生い茂った樹々(きぎ)が、外からの何者か(・・・)の侵入をはばむように、大きく枝葉を拡げていた。


 とは言え、空気が(よど)みがちな街中(まちなか)で、どうやら此処(ここ)だけは風の通りが(こと)のほか良いようにも感じられるのであるが―――

 しかしそれは何故なぜか、単に風通しの良い広い敷地が存在しているというだけでは説明がつかない、何か特異な『力』のようなもの…… まるでこの一角だけが 周囲の街並みとは幾分違う、(なか)ば別の次元にでも存在しているかのような、ある種の位相性すら感じさせていた。



 旧家 櫛名田(くしなだ)家本邸―――

 この地におよそ450年もの長きに渡って居を構え、此処(ここ)いらでは知らぬ者のいない一族がつどまう、茫洋(ぼうよう)たる敷地を有した旧華族の邸宅である。


 1500坪程もある敷地の中央には、風情(ふぜい)際立(きわだ)つ洋館がひっそりと、しかし壮麗(そうれい)(おごそ)かに(たたず)んでおり―――

 その2階部分の中程で、横に長く(ひら)めく(あお)硝子(ガラス)の帯が、時に(まばゆ)く陽の光を照り返す。

 そしてその窓の内部には、幾つかの色濃い人影が見えるようだ。


 そこは、屋敷(うち)では通称『北東(ほくとう)()』と呼ばれている豪奢ごうしゃな造りの一室。


 この部屋は、建物に三方を囲われた『前中庭(まえなかにわ)』と呼ばれる庭園の景色を一望するために作られた、一族団欒(だんらん)のための居室である。


 部屋の南西側には、大判の硝子窓(ガラスまど)が壁一杯に()め込まれており、また加えて頭上の天窓からは ()の光が燦々(さんさん)と降り注ぐ、解放感(あふ)れる空間としてしつらえられていた。


 部屋の調度品は さほど多くはないが、しかし中央には まるで『最後の晩餐(ばんさん)』にでも使われそうな、異様な存在感を示す10本脚のダイニングテーブルが1台、是見(これみ)よがしに置かれている。


 そしてそれと(つい)を成す、比較的 華奢(きゃしゃ)な意匠の(そろ)いの椅子スツールが、部屋の彼方此方(あなたこなた)に10脚程―――

 それらは銘々(めいめい) (つか)()の主人を座面に載せ、まるで部屋中を不規則に彷徨(さまよ)わされてでもいるかのように、方々(ほうぼう)へと散っていた。


 その他は、季節ごとに咲いた庭の花をけられるよう備え置かれた装飾の美しい花台かだいと、そして大きな花瓶(かびん)が4式、部屋の各隅に整然と置かれているだけである。


 この『北東(ほくとう)()』に、今日は本当に珍しく 一族の全員が(つど)っている。

 時刻は午後2時を少し回った頃。



 ◇



「この宇宙は深淵(しんえん)――― 今アタシがいるこの世界も ひとつの可能性にすぎない」


 何の脈絡(みゃくらく)もなく、末の娘である柏子(かしわこ)が無表情に、少し辿々(たどたど)しい口調で(つぶや)く。


「お、どないした小学4年生、お宇宙(そら)から何や受け取りはった?」


 葉月(はづき)柏子(かしわこ)の実の母親であるが、取り敢えず性格的な観点からすると、似ている部分は ほぼ見出(みいだ)せない。


「ただ 言ってみただけ」


「おぉっと きたぁ! 『だけ』なんかぁーい! あっははぁーー 」


 いつものことであるが 柏子(かしわこ)は身動きひとつせず、また視線もスマホのゲーム画面に落としたまま、抑揚(よくよう)のない声で無機質に(こた)え―――

 それに対して葉月(はづき)は、母親として…… なのかどうかは不明ながら、一応しっかりと その言葉の逐一(ちくいち)を拾ってやってはいるようだ。


 そこへ、この一族の中では最も年嵩(としかさ)である玉依(たまより)が、『()たり』とばかりに話し始める。


 部屋のどこかから、如何いかにも「また始まった」という意を含んだ溜め息が、幾つか漏れてはいたが……。


「ほぅ、『平行世界(パラレルワールド)』か。 確かにそういう概念はあるし、恐らくは真実に近しいものであろう。 時間遡行じかんそこうで過去を変えることによって、それ以前に存在していた未来とは全く別のルートを辿る もう一つの『新たな未来』への道筋が出現する。 その時――― では実際に過去を変えた本人はというと、(みずか)らが過去に与えた何らかの干渉により、もう二度と再び辿ることが出来なくなってしまった『元の未来』の記憶を、恐らくは世界でただ一人 有しておる訳であるからして――― ではソイツの存在は…… そして元のルートの未来(・・・・・・・・)との関係性は如何(いか)なるものになってしまうのか? いや、そもそも『元のルートの未来』などというものが、その後も同時に存在し()るものなのかどうか……。 だがしかし、例えばソイツ自身がその後『自分が絶対に生まれないはずの未来』に変えてしまった場合――― それでも、そのモノが即座に消えてしまうことはないという事実が (すで)にワレワレの経験から実証されておる訳であるからして…… となると、俄然(がぜん)『平行世界』というものの存在を認めることこそが、最もシンプルな解のひとつであるという論理的帰結を…… 」



 ――― べちぃっ!!!!!


 と、ここでテーブルを勢いよく叩く音がするが―――

 如何(いかん)せん、表面に厚い大理石が落とし込まれた、いかにも(かた)くて重そうな(しつら)えの天板であるため、叩いた本人は相当に痛そうであるにもかかわらず、(たい)して音は響かなかった。


「あ゛ああぁぁぁぁ!!! てかもう(なっっっが)ぁ! (たま)さま、お話が(なっが)いんですけど! …… て、(いっっった)ぁーーーぃ!!!?」


 肩まである美しい黒髪を派手に振り乱して発せられた突然の少女の声に、玉依(たまより)は一瞬だけ目を丸くして口を(つぐ)み、そして(しば)しの静寂が室内を覆う。


「 ―――――― えー、こほん…… えっと、(たま)さま? そういうの今は結構ですから。 そうだ、本日は天気も大変お(よろ)しいようですし、お外にネズミさんでも捕まえに行かれてはいかがです?」


 皆が玉依(たまより)の長話に対し、それぞれに微妙な表情を浮かべていた中、長女の櫻子(さくらこ)が話を(さえぎ)るようにして口火(くちび)を切り―――

 そして、その第一声で乱れた髪を片手で器用に整えつつ、今度は取り繕うように無機質な微笑を浮かべながら、あまつさえ玉依(たまより)をこの部屋から追い出しに掛かってくる。


「オマエ…… 一族の最年長者(・・・・)を、もう少しは(うやま)えよ」


 言葉を(さえぎ)られた玉依(たまより)は、しかし特に怒った様子もなく淡々と返す。

 しかしそこへ、今度は別の者の口から―――


「ふむ、いや確かに…… 櫻子(さくらこ)さんと比べると、もうミイラか化石かというレベルですよねぇ、玉依(たまより)さんの御歳(おんとし)は。 『老兵は死なず ただ消え去るのみ』…… とでもいったところでしょうかねぇ」


 話の腰を折られて不満を口にする玉依(たまより)に対し、櫻子(さくらこ)の祖父である槍慈(そうじ)は、一見その言葉を肯定(こうてい)し 中立を保っているかのように見せつつも… どうやら完全に櫻子(さくらこ)の側に付くつもりのようだ。


「おい槍慈(そうじ)ぃ、オマエだってコイツらの歳と比べたら似たようなものであろうが。 いや、それより『消え去るのみ』ってなんだよ…… 消すな」


 すると今度は、また別のところから―――


「でもよぉ、あのキリストさんより倍も歳上ってぇのは、オレたちの間でも (たま)さんくらいだろぉ?」


 と、槍慈(そうじ)の息子の刀眞(とうま)が、(はか)らずも玉依(たまより)の微妙に気にしているところ―――

 所謂(いわゆる)『紀元前生まれ』という得体(えたい)の知れないコンプレックスに対し、かなり無遠慮に斬り込んでくる。


「まぁ いゃだ…… 改めて聞くと、やっぱり相当に引きますわね…… 」


 櫻子(さくらこ)もすかさず、如何いかにも怪訝けげんそうに顔をしかめながら、その部分を更に えげつなく(えぐ)り込む。



「あらあら…… もう、みーんなして(たま)ちゃんをいじめなぁいの。 『歩く聖遺物(せいいぶつ)』みたいなお方なのだから、大事だいじ大事だぁぁいじに…… ね? あまりむやみに その部分(・・・・)について触れてあげたりしては、いけないものなのよー 」


「なぁ 瑞穂(みずほ)…… オマエの助け舟や(うやま)い方は、相変わらず絶妙(ぜつみょう)に嬉しくないな」


 瑞穂(みずほ)というのは、槍慈(そうじ)の妻で刀眞(とうま)の母、櫻子(さくらこ)にとっては祖母にあたるのだが―――

 外見からすると 一応 着物などを上品に着こなし、相当に落ち着いたたたずまいではあるものの、とても高1の娘の『おばあちゃん』などであるようには見えない。


 そしてそれは、祖父である槍慈(そうじ)も同様であるのだが、まぁ ()(てい)に言えば、彼ら一族にとって『姿形(すがたかたち)』などというものは、いつでもどうとでもなる(たぐ)いの (せん)なきものであるということと―――

 そしてそもそも 彼らは寿命が非常に長いため、実際にまだ『老境(ろうきょう)を迎えていない』…… といったことなどが、それら容姿の理由として挙げられる。



 ◇



「 ――― で アタシがぶっこんだ話 どうなった」


 とここで 始めに話を振ってきた柏子(かしわこ)が、相変わらず手元のゲーム画面に視線を落としたまま、感情があまり感じられない口調で生温(なまぬる)く訴える。


「ほら…… 柏子(かしわこ)さんが珍しく話題を提供してくれましたのに、(たま)さまが場の空気も読まずに おかしな掘り下げ方を長々となさるから…… 」


「え、ワガハイかぁ?」


 玉依(たまより)きょときょと(・・・・・・)と頭を振り、皆の顔を見まわすが―――


「 ………………………………。」


 無関心な者や困り顔の者、そして何故(なぜ)だか半笑いの者など、表情はそれぞれ違いながらも 一様いちように沈黙で(こた)える。


「いや、オマエら何か言えよ」


 しかし、誰も何も言わないので―――


「ほな、しゃーないなぁ」


 と、櫻子さくらこの母親である葉月(はづき)が何か言おうとするが―――


「いや、オマエだけは何も言わんでいい」


 と、玉依(たまより)から早々(そうそう)に制されている。

 それでも(かま)わず、どうせ勝手に話し始めるのだが。


「まぁー、(タマ)やんもなぁ…… ()はこれでも 一応いろんなトコで(カミ)さんなんか やっとったわけやしぃ…… 自分のコトよりもまずは よぅ周りを見てぇ、ほんでから人の話も ちゃーんと聞かな…… な? 多少は空気とかも読んどかんと、そら あかんわぁ……。 ん? いや、あかんしやなぁ…… ありゃ? んーーー…… なぁタマやん、いったい何があかんのやったっけ?」


「いや、知るかよ」


「んー? っかしいなぁ…… って、せや! 正味しょうみの話な? 『話がなっがいねん タマや~ん!』…… とまぁ、そういうこっちゃわ。 え…… せやんなぁ、(サクラ)ァ?」


「いや、知りませんわよ」


「え゛ー!? 味方したったつもりやのにーーー!! …… ぶっ! あは… あーっはっはー! 取り敢えず 無理やり何や言うてはみたものの…… 我がことながら中身(うっす)ぅ! オチも全然思いつかへんし。 あーっはっはっはぁーーー!」


 葉月(はづき)は別段 酒に酔ったりしている訳でもないのだが、無責任かつ相当にどうでも良いことを言い放ち、そして何が可笑(おか)しいのか ひとりで笑い転げている。


「お母さま…… どうかもう黙ってらしてくださいな……。 何だかもう居たたまれないやら情けないやらで、心の底から イィーーー! ……ってなりますわ」


 櫻子さくらこ葉月はづきに向け、相当に疲れ切った表情で ただそれだけを言った。

 そして他の家族たちは、皆それぞれに あらぬ方向を見て紅茶などをすすっている。


 (ちな)みに、当初 一同の中で面白がってニヤついていたのは、この葉月(はづき)とその夫である刀眞(とうま)なのだが、この夫婦はこれでも国家公務員で、しかもそこそこ お堅い役目に()いており―――

 そして当然ながら、それぞれの職場の中では かなり『一風(いっぷう)変わった存在』として認知されているらしい。



「全く…… 何でワガハイが悪いことになっておるのだ。 柏子(かしわこ)の話を即座に拾い上げ、適切 かつ丁寧(ていねい)な解説で拡げてやったのではないか」


「あーはいはい、もう解りましたから」


「てか櫻子(さくらこ)、そもそもオマエがいつも、無闇むやみやたらとワガハイに じゃれついて(・・・・・・)くるからだな…… 」


「はぁぁぁあ!? ワタクシがいつ (たま)さまみたいな七面倒くさい蘊蓄(うんちく)ジジィなんかにじゃれついたというのです?」


「いゃオマエ、言い方よ…… 」


 この二人は大抵いつもこんな感じで馴れ合っているので、特に今更誰もこの 一見剣呑(けんのん)なやり取りを気に掛けている者などはいない。


 だがもし、此処(ここ)初見(しょけん)来訪者きゃくなどでもいれば、大層な不仲を疑うのであろうが―――

 しかし、本人たちの思いはいざ知らず、少なくとも一族の中では「仲の良い二人がまたじゃれ合いを始めた」…… という程度の認識でしかないようだ。



 ◇



 日々、特異な立ち位置に身を置く彼らではあるが、今日のように珍しく穏やかな日には、皆 ()えて外出などせず、午後の一時(ひととき)を一族で過ごそうと、この『()のあたる憩いの部屋』へと集まって来るのだ。


 季節は初秋――― まだ少し、夏の余熱が残っている。





 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇





一掬いっきく後刻ごこくたん



 後刻、櫛名田(くしなだ)邸内 和館離れ 煩悩庵(ぼんのうあん)―――


瑞穂みずほ 「ところで葉月(はづき)ちゃーん、あなた本当に お酒 飲んでないのぉ?」


葉月はづき 「もう、いゃやわぁ お義母かあさまったぁーら! あっははぁー。 今日これから仕事やしぃ♪」


瑞穂 「あらぁ、大変なのねぇ。 お国をまもるお務め、粉骨砕身ふんこつさいしんで 立派に頑張っていらしてねぇ」


葉月 「いや『お国』て。 いつの時代のお人やねん…… 粉骨ふんこつ?」


瑞穂 「だってぇ…… ワタシ実際に、戦前戦中を生きた人間ですしぃ」


葉月 「あー、せやった…… 見た目若いから、どうもすぐ忘れてまうねん。 てか年下に見える義母て――― 可愛かぁいらし…… そしてなんかちょっと やらしー 」


瑞穂 「あらぁー、なぁんにも出ないわよぉー。 うふふ、ちらちらぁー 」


葉月 「いや、着物の(すそ) チラチラすんの やめぇーい!」






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[良い点] 幕開けからのカオスぅうぅう\(//∇//)\ 登場人物が、みんな立ってて面白いくて、カオスなのぉおお(゜∀゜)ホメテルヨ そしてこのカオス感が、これから始まる物語の幕開けには、何故か相…
[良い点] 玉依が、僕の準ヒロイン(猫)と同じ名前でうれしかったです~(*^^)vこれぞ、猫かぶりですね!(^^)!また寄らせていただきます!
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