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手紙

壊れたオモチャの絵が描かれた手紙

作者: 明久携寝

『それでも地球は廻っている』と実際に確認できた人はどれくらいいるのだろうか。

 

 とっくにショートしている。

 回線は焼き切れ火花を散らし後は燃料が何処に有るのかという問題さ。ギシギシガタガタと音を立て、カウントダウンは始まっている。

 時間がかかればかかるほど量は増えより大きな花火を見ることができるだろう。


 でなければ器に致命的な穴が空いてしまっている。いくらでも水を流し込むことは出来るが、溜まることなく何処かへ消えてしまう。

 せっせせっせと、水を運んで来てもそれは無駄な徒労となる。

 ある日、ふと我に返り水を流さなくなればそれで終わりさ。



 僕が君の後を追う事が出来ない理由が三つある。



 一つ、続きの気になる小説がまだ終わっていないこと。全て読み終わったら君にも教えてやろう。もしその物語が終わる前に僕がお墓に入ったならお供え物は本の新刊がいいな。ただ、最近のネット小説はどう供えてもらえばいいのか困る。該当のページを開いてスマホを数分置けばいいのかな?


 二つ、今まで育ってきた家族がまだ残っていること。ウチにいるのは末っ子ばかりでね、まあ、それなりに心配なんだ。


 三つ、どうせ君はそんなこと望んでいないのだろう?君はそういう奴さ。在り来たりな答えだが、あまり早く追いかけてしまうと間違いなく君に怒られる。怒られるだけならまだしも、もし嫌われたりなんかしたらそれこそ生きた方がマシだよ。


 まあ、そういうわけでね。


 それなりに楽しんで生きているよ。


 太陽は煌々と昇り巨大な樹木の日影をぶらぶら散歩して。

 送別の季節だからたくさんの仲間を見送って。

 もう、いい。もうお腹いっぱいだ、と言いながらお昼ご飯を食べて。眠くなる。



 眠い眠いな。



 花火は綺麗だし。

 注ぎ続けた水はいつか透明度の高い地底湖にでもなるのだろうよ。


理由は巻かれたから。

それだけで動き続けるのも悪くない。

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