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19. 職種変更
色々起こりすぎた・・・
季節はすでに梅雨もそろそも開けようとする頃であった。
シトシトとしつこい長雨に、この不愉快なほどの湿度の高さ。
梅雨時期の湿度だけは、大河原島出身の実李ですら好きにはなれなかった。
ここ最近は、あの火事が起きてから、バッタンバッタンと事務的なことを淡々としなければならなかったり
大きく環境が変わったり・・・
「ちょっと、フロントのお姉さん。ぼっとしてちゃダメよ。」
と、清掃から帰ってきた、浅野さんから声をかけられた。
「お疲れ様ですー、これからお仕事ですね、頑張ってください。」
どうもー、と言って手を振って二人が控室に消えていくのを見送った。
一ヶ月前くらいまでは私もあちら側にいたのに。
実李は、喜瀬屋の火事の一件依頼、清掃係から、フロント業務に職種変更したのであった。
清掃係の頃は、白いポロシャツに、黒いズボンと黒いエプロンと機動性重視の格好だった。
今は、少々シャンとしなければならない。
ブラウスに、黒いパンツスーツボトムスを履いている。
黄瀬実李はあの事件が起こってからもう1ヶ月が経過していたことに気がついた。




