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リゾート・イン・ブルーの喧騒 -支配人黒崎雪乃は本日もにっこりと客様をお出迎えする。-  作者: 鳴海ニノ
第一章 ホテル清掃係黄瀬実李は支配人への恩返しのためにフロント業務をする。
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1. リゾート・イン・ブルーと言うホテル

青い空に、ターコイズブルーの海、おおらかでフレンドリーな人々。


東京から、飛行機で1時間のお気軽な離島、大河原島がここにある。


この物語の舞台はそんな、人々が一様に思い描く竜宮城の様な島の片隅にある


小さなリゾートホテルからはじまるのである。


「Resort in Blue OGAWARA」


ここは、マンションタイプの客室全9室からなるホテルである、庭には熱帯植物が植栽に彩られた優雅なパブリックプールを備えている。


もちろん、離島であるが故に、海へのアクセスなど、よちよち歩きの子供でも容易い距離にあるにも関わらず存在する。


しかしながらこのプールは、人々の「贅沢心」を呼び起こし、都会の憂いを忘れさせるための、リトリート精神を上手に擽る設備である。


ロビーには、海外製のアンティークグランドピアノが置かれており、カフェタイムにはお客様の耳を楽しませる演奏が奏でられ、またそれをお客様自身で演奏することもできる。


また、下世話な観点かもしれないが、ホテルスタッフはフロントから、清掃スタッフまで女性が多く、


離島ならではの異国情緒あふれる顔立ちをした女性スタッフからの歓迎は、男性は言うまでもなく、


女性のお客様の心をもしっかりと鷲掴みにしている。


このお話は、そんな南国リゾーとホテルで起きる物語である。


時は20xx年、5月7日世の中は、ゴールデンウィークと言う連休を終えたばかりである。


優雅なクラシック音楽の流れているホテルのロビー。それを全く無視し、


慌ただしく小走りをしている3人の女性がいた。


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