表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

まだ見ぬ未来の為に

作者: 月見山 菊

身近な人が抱えている物語かもしれませんね

貴方と連絡が取れなくなってから、あれから2年。


毎日のようにスマホを確認しては、待ち望んだ人からのメッセージが来ていないことを見せられて落ち込む。


連絡が取れなくなる直前、貴方は言っていた。

「夢を叶えるために、頑張る」


それを信じて私は今日も日々を過ごす。

貴方からの連絡が無くなった日から、毎日がつまらない。


ネットで沢山の友達が出来たよ。

また、上手くいかなかったよ。

今日はこんなことがあったよ。


連絡ツールは生きている。

だから送っていれば貴方には届いているはずだ。


ねぇ、見てる?聞こえてる?頑張ってる?

私も頑張っているよ。だからまた褒めてね。


ネットから始まった関係。

最初は推しとして関わっていたけれど、だんだん欲が出てきて、私の恋人になって欲しくなったんだ。


ねぇ、知ってた?

貴方に告白するとき、指が震えていたこと。

貴方からの連絡が来たらすぐに返信できるように、通知オンにしていたこと。


だから貴方からの返事が良いもので、本当に嬉しかったんだよ。


貴方は待っててくれてるのかな。

私は諦めないでいていいのかな。


いつも貴方のことを想っていたよ。


「いつまで待てばいいんだろう。待つよ、待つ...」


不安な時に泣いちゃうのは許してね。

貴方という存在がいるから私は今まで生きてこれた。


何時になるかなんてまだ誰にも分からないけれど。


それでも、まだ見ぬ未来の為に。


いつか、笑いながら貴方の隣を歩くために。


私は今日も頑張って生きているんだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ