表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
龍翔記  作者: GIN
77/692

0077話 アイリスとミコトの戦い

リュウと巨体な影が庭へ降り、部屋に残された形になるアイリスと長身の影。


月明かりが部屋の中を照らす。


長身の影は光を嫌い、暗闇に姿を隠そうとするがアイリスがそれを許さない。


その光で長身の影の姿が露になる。


「…あたいの姿を見たからには確実にコロス」


怪しく笑う長身の影。それは妙齢の女性だった。


「…っ!」


にらみ合いが続いていた二人は互いの剣と小手を弾きあい、距離を取る。


「はいそうですかとコロされるわけにはいかない、のよねっ!」


アイリスは突きを繰り出すが、長身の女性はそれを躱す。


「ハッ!、少しは剣技ができるみたいだね!」


着地した瞬間に攻撃に転じる襲撃者。


アイリスは後ろに飛び退き、それを躱す。


「わたしはアイリス…あなたは?」


「答える必要があるとは思わない…が、どうせコロスんだから関係ないか、あたいはイヴ、暗殺者だよっ!」


言いながらイヴは拳を繰り出してくる。


剣と身のこなしでそれを躱すアイリス。


しかしイヴの攻撃は段々と激しさを増す。


「どうしたっ!遅れてるよ!」


イヴの言う通り、段々と捌ききれなくなるアイリス。


次第にダメージを負っていく。


「くっ!」


苦し紛れに繰り出した突きを躱される。


「ぐっぅ!」


アイリスの腹部にイヴの膝蹴りが決まる。


その衝撃でアイリスは前のめりに倒れた。




3階にある部屋を出た後に2階の広間へ向かうミコト。


そしてその大広間を抜け、奥の廊下を走る。


「…!」


ミコトは後方からの攻撃に反応して走りながら、それを躱す。


「驚いた、こんなに早く追いつかれるなんて」


ミコトは素直な感想を言う。


そしてちらっとさっき躱したものを見るが、そこには何もなかった。


「こっちはプロなんでね」


それは追いついたことなのか、攻撃手段が分からないことなのか、どちらへの答えなのか分からない。


ミコトは声のする方向を見る。廊下には明かりがともされている。


部屋で見た少女のような影がそこに居た。


「あんたたちどうせ暗殺者でしょ?そんなに簡単に姿を見せちゃっていいの?」


「いいのさ、どうせ全員コロスのだから」


言いながらナイフを投げるような動作する少女。


ミコトはその視認できない何かをジャンプして躱す。


ミコトの後ろにあった燭台や銅像が壊れる音がする。


「…あたいはミコト」


「…エイルだ、覚えておく必要はないよ」


再びナイフを投擲するような動作をするエイル。


見えない何かを必死避けるミコト。


後ろでまた何かが壊れる音がする。


絶対に何かを投げている。


だが、それが何かは分からない。


再び投擲の動作をするエイルをみて、横に動いて躱す。


その時、ミコトは自分の肩に激しい痛みを感じる。


それがエイルの攻撃だと認識すると同時に前のめりになって倒れた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ