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龍翔記  作者: GIN
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0059話 誤解

アイリスは俺たちの国創り話しに自分は参加しないのだと思い込んだらしい。


確かにアイリスを含めて計画の話しはしなかった。


だが、俺にとってアイリスはずっと一緒に居てくれる人だと思っていた。


だからわざわざアイリスも一緒に、とは言ってなかった。


だが、アイリスが不安な表情を見せたことでそのことに気付いた。


ともかく俺はアイリスへのプロポーズに成功したわけだ。


「へっ、うまく纏まってよかったぜ」


ガイルはいつもの調子で祝福してくれる。


「よかった~、あー。。。」


ミコトはアイリスと抱き合って号泣している。


「オメデトウゴザイマス、アイリスサマ」


レムはフヨフヨとアイリスとミコトの周囲を飛んでいる。


俺の肩に何かが当たる。


「にゃー(いいもの見せてもらったよ)」


さんじゅーろーだ。


「…ふふふ」


この気配は…


「メデタイ、実にメデタイのである、リュウにアイリスよ」


「いつも突然だな、ラルガンス」


ラルガンスは風狼との戦いで仲間になった。


敬称はすでにつけていない。仲間だから当然だ。


「ああ、そうだ、ラルガンス…」


「ふふふ、王の話しであろう、聞いておるぞ…それにその黒猫のことも…」


こいつは…


影に潜んでいるふりして全部知っているとは…


「まぁ、知ってるならいい、そういうことになったらよろしくな」


「ふん、相変わらず軽いな…だが、仲間のいうことだ、私も力を貸すぞ」


「にゃー(よろしくな、変なおっさん)」


「へ、変なおっさんだと…闇の魔導士であるラルガンス様に何という口の利き方を…」


そして俺は気になっていることを聞いた。


「ラルガンス、この辺りにいた奴らは?」


「ああ、ネズミがおったので追い払っておいた…なに、殺してはいない」


ラウルの屋敷に向かう時から尾行されていた。


どこの手の者かは分かっているが、いま手を出すのはまずい。


その点、ラルガンスのことは知られていない。


ネズミも誰に追い払われたは分からないはずだ。


ともかく俺たちはラウルの計画と目標を共有した。


だが、これはチーム:龍翔<ドラゴニア>のシークレットミッションだ。


冒険者としてランクをあげ、名を売る。


同時に国創りの準備を進め、準備が整い次第、ラウルの領地を拠点に建国宣言をする。


いきなりの建国宣言など、半分宣戦布告のようなものだ、生半可な準備だと一瞬で潰されるだろう。


だが、あまり目立つと準備段階で潰される。


このあたりのさじ加減は難しい。


ラウルとも共有が必要だ。


翌日、俺たちは全員でラウルの屋敷を訪れた。


顔合わせをし、想いを共有した。


ラウルにアイリスを紹介する。


そしてラウルからは同志であるカルロス氏が紹介されたのだった。


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