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龍翔記  作者: GIN
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0028話 砦内部の戦い その3

「待って待って待って!」


アイリスを追って穴に飛び込もうとした俺をミコトが必死になって止める。


「離せ!、アイリスが!」


「だから待ってって!、いきなり飛び込んでも先がどうなってるか分からないじゃん!」


「どうなってるか分からないから、アイリスを追うんだろうが!」


俺はいら立ちを隠せない。


「見取り図には地下なんてなかった!」


「どういうことだ」


「だから地下は新しく作られたフロアだと思う、ここのアンデットの主はそこにいるんだと思う」


「だったら尚更だ!」


「いきなり飛び込んでそれでアイリスを助けられるの?、罠かもしれないし、慎重に行った方が助けられる可能性もあがるじゃない」


よく考えてみれば罠でないなら、少々アンデットがいたくらいで、すぐにやられるアイリスではない。


罠ならそれこそ穴に飛び込むのは向こうの思う壺だ。


「そうか…すまない、冷静さを欠いていた」


「分かってくれたならいいよ」


ミコトが脱力した様子を見せる。


俺はガイルの方をちらっと見る。


こちらを向く余裕はないようだが、小さく頷いたのは見えた。


「ハンフリー?のことはガイルに任せましょ!、私たちはアイリスを見つけて、操ってるやつを倒すよ」



地下に落ちたアイリスだったが、何とか着地には成功していた。


「いたた…突然穴が開くなんて…」


足をついたときに激痛が走る。


「いたた…足を挫いちゃったか…」


天井にある自分が落ちてきた穴を見るアイリス。


「この足じゃここを登るのは無理ね…どこかに出口は…」


と、フロアの一角に目が留まる。


そこだけピリッと張り付けた空気を感じる。


「誰かいるの?」


そこにいる存在は答えない。


ただ、カチカチという骨が当たる音が聞こえる。


やがて姿を見せる数体のスケルトンナイト。


剣と盾を持つ、元騎士のなれの果てだ。


アイリスはレイピアを抜き、油断なく構える。


「ギギ…」


声にならない声をあげてスケルトンナイトが斬りかかってくる。


躱そうとするが、足に激痛が走る。


「くっ!」


膝をつくアイリス。


スケルトンナイトの剣を何とか受け止める。


そのまま受け流して、自分は転がり距離を取る。


「思った以上に重傷ね…」


何とか立ち上がり構えるアイリス。


スケルトンナイトは容赦なく斬りかかってくる。


今度は避けずに受け流してから突きを放つ。


しかし、足の負傷により、踏み込みが甘かったのだろう。


いつもの威力はなく、スケルトンナイトに盾でなんなく受け止められる。


反撃で斬りかかってくるスケルトンナイト。


再び受け流すアイリスだったが、続けて繰り出されたシールドバッシュをまともに受けてしまい、壁まで吹き飛ばされる。


ガラガラと音を立てて崩れ落ちる瓦礫のなかでアイリスは意識を失わないようにするので精一杯だった。


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