表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
龍翔記  作者: GIN
18/692

0018話 倉庫にあったもの

「戻ってきたぁ!」


言うなり自分のベッドにダイブするアイリス。


「やっぱり自分の家が一番だよね!、リュウ」


「そうだな…」


俺は自分のベッドに腰掛けながら言った。


「だけど準備ができたら、すぐに行かないと」


「そうね、ハンフリーさんの足取りが残っているうちにダールベン村に行かないとね」


アイリスもベッドから起き上がると、旅の準備を始めた。


それを見て俺も準備に取り掛かる。


「ねぇ、リュウ。ダールベン村ってどこにあるの?」


「バルガスが言うには西…の方だったよな」


「やっぱり、私たちって小屋をほとんど離れたことないもんね」


「ルイムの町を中心に西に向かっていくしかないか、クレハなら何か知ってるかもしれないな」


「そうね、あっ、倉庫に地図がなかったっけ?」


「地図…あったかな?」


「あったと思うよ、ちょっと見てくるね」


アイリスは倉庫へ向かう。


俺は乾燥食糧や武器の手入れ道具などを準備していた。


しばらくの静寂。そして。


「きゃぁぁぁぁっ!」


アイリスの悲鳴が響き渡る。


俺はアイリスの元へ走る。


「どうした、アイリス!」


倉庫の入り口を入ってすぐのところで尻もちをついているアイリス。


特に怪我などはしていないようだ。


「アイリス、何があった?」


「あっ、リュウ…あ、あれ見て…」


アイリスが指さした方向には、小さなゴーレムがフヨフヨと浮いていた。


「なんだこれ?」


「え、ええとっ…地図を探していたんだけど、箱の中にあった人形を見つけて…」


「うん」


「その人形には紙みたいなのが張ってあって…それには”剥がすな”と書いてあって…」


「うん」


なんだか嫌な予感がする。


「人形を手に取って…」


「それで?」


一瞬言い淀んだアイリスだったが、意を決したように言葉を続ける。


「つい…その紙を剥がしちゃって…」


「なるほど、で、そしたら動き出した、と」


「そ、そいうことになるかな…」


「危害を加えてきそうな感じはないな、この…人形というよりゴーレムか」


フヨフヨと浮いているゴーレムに近づく俺。


警戒は怠っていないが、攻撃してきそうな素振りはない。


その時。


「ピピッ…オナ…マエヲオ…オシエクダサ…イ、マ…スタ…ー」


ゴーレムはアイリスの方を見て声らしき音を発したのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ