生きてたい
生きてたい
ほんとうは生きてたいはずなんだ
暗い思考の淵に溺れて
消えて死んでしまうことを
望むときがあっても
生命は命じている
絶えることなく命じている
生命はわたしの一部だ
生きていたい
ああしたいこうしたい
強い欲望が少しだけ顔を現した
フラッシュバンのようなものだった
わたしを殺そうとしたわたし自身は
その光に照らせれ動きを鈍らせる
活きていたのはひとひらの想像
不思議な煌めきが視えた
ぴかぴかきらきらのちから
らせん構造の中にあったちから
思いもよらず残されていたちから
どうしようもなく悲しいところへ導かれて
わからない感情に支配されても
命の綱を手放さないでと言われたような気がした
だから生きてたいよ
光を見つめて
(どうせ一生というものは一瞬の花火なのだ)
珍しく生きてたいと感じたので創作しました。
最後の()内は書き終えて私自身が何となく感じたことです。