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最強の相棒はスライム  作者: ニコラス
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第4話 始まりの街 アンファング

オレ達と冒険者組は優雅に?空の旅を楽しんでいた。

流石に冒険者組も慣れたのか悲鳴をあげなくなっていた。


「さ、流石ドラゴンだな……こんなに速く飛ぶなんて……」

「空を飛ぶなんて初めての経験よ……幸運なのか……不運なのか……」


グスタフとニーナがボソボソ呟いている。

リュートに聞こえたのか冒険者組に話しかけた。


「こんなので驚かれても困るぞ!ほれっ!しっかり捕まれ!」


リュートは吠えながら宙返りをした。

冒険者組は大騒ぎだ!


「や、やめなさいよ!!死んじゃうじゃないの!!」

「うっ……危うく吐くとこだった……」

「ガハハハっ!!愉快愉快!」


オレは、豪快に笑うリュートの背に拳を打ち込んだ。


「ガッ!ゲストよ、なにを、」

「あんまりこいつらいじめるなって!オレ達には普通でもこいつらにはそうじゃないんだから!」

「す、すまん……」


そんなことをしていたら、アンファングの街が見えてきた。

半日かかるところを三時間で着いた。

そこでグスタフに尋ねた。


「あれがアンファングか?」

「そうだよ。駆け出し冒険者が多いから始まりの街って言われてる。」


ゲームでも最初の街だったし間違いではないか。

流石にドラゴンで乗り込んだら大騒ぎになるってグスタフに言われたから少し離れた場所で降りた。

リュートに礼を言いかごに入れた。

冒険者組は三時間振りの地面に足をつけて、安堵したように息を吐いた。


アンファングの門の前は街に入る人達で行列ができていた。


「これって持ち物検査でもあるの?」

「あるよ!あと旅人や商人には入行税の徴収かなぁ。冒険者はステータスカードを見せるだけで済むけど。」


グスタフが答えてくれた。

入行税は銀貨1枚だそうだ。

高いか安いか相場がわからん。

お金取られるならとキングをかごに戻すことにした。

キングを戻し終わったらニーナが尋ねてきた。


「ゲストは街に着いたらどうするの?」

「どうしようかなぁ……宿取って飯食って……ステータスカード便利そうだからオレも冒険者になろうかな!」

「あら私たちと同業になるの?すぐ抜かれそう……」


フィリーネが肩を落としている。

それにどう答えていいかわからなかった(笑)


「じゃあ俺達がギルドまで案内するよ!ゲストにはいくら礼をしても足りないくらいだし」

「いいのか?助かるよ!」


そんな話をしているとオレ達の順番がきた。

グスタフ達はステータスカードを見せてすんなり入る。

オレは、お金を払い、ボディチェックを受ける。

しっかり検査されるかと思ったけどあっさり終わった。

検査した衛兵に聞いてみた。


「こんなにあっさりでいいのか?」

「ん?グスタフ達が連れて来たんだ、何もないだろ?」


グスタフ達は信頼されている冒険者のがわかった。

そのまま流されるようにオレは、アンファングに入った。


「おぉー!綺麗な街だな!水路に綺麗な水が流れてるし!」

「どうだ?良い街だろ」


ゲームの時と街並みは変わらないが、ゴミがなく、きちんと清掃活動がなっている。

そこにオレは、驚いた。

そして、ゲームとは違う点は、実際に人が生活している雰囲気を感じることだ。

ゲームではただNPCが動いているだけだった。

その雰囲気に浸っていたら、グスタフに呼ばれた。


「ゲスト!ギルドに行くんだろ?あれだよ!」

「あれ?あれが冒険者ギルド?」


グスタフが指差した建物はゲームでは見たことがない建物だった。


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