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最強の相棒はスライム  作者: ニコラス
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第1話セブンス・カラー・ストーリー

「やっとこいつの厳選も完了だな」


オレは今、あるスライム種の厳選を終えた。

かなり長い道のりだった。

魔物の中でも最弱の種族であるスライム。

そのスライムの中で最強のメガスライムの厳選、最強の個体値を選ぶ作業を終えた。


MMORPG、セブンス・カラー・ストーリー。

広大なオープンワールドと自由度の高いアバター作成が売りのPCゲームだ。

これは今、流行りのVRではない。

そのなかでオレは、ヒューマン、何の変哲もない人間種でテイマーという魔物を使役して戦うジョブでソロプレイしている。

このゲームはメインのジョブの他にサブのジョブを選ぶことができる。

そのおかげでテイマーという近接も魔法も苦手なジョブでもソロプレイができる。

そしてオレはレベル100。

厳選という強い個体の魔物を選ぶ作業の過程でテイマー以外もレベルはカンストしている。


「このキングもレベルカンストしたし、次の魔物の厳選はどれにしようか」


オレはこのゲームで1つ目標があった。

それは魔物を全種テイムし、厳選し、最強の個体だけ揃えること。

ただ道のりは長い。

全種200を越える魔物がいるのに対し、オレのテイムした魔物はやっと半分程度だった。


「まだ先は長いなぁ。」


オレはポンポンと腰に下げている小さなかごを叩く動作をする。

このかごはテイムした魔物が入っている。


「次はこいつに、」


オレは、小さな毛玉のような魔物を厳選することに決めて呼び出そうとした瞬間、パソコンのデスクトップが光りだした。


「な、なんだ?」


思わずオレは椅子から立ち上がった。

するとデスクトップから光りが放たれ、辺り一面を包み込む。


「うわぁーー!!」


眩しすぎて目を閉じ叫んだ。


「んっ?」


オレは、瞼の裏で光りが弱まったのを感じ、目を開く。

そこに飛び込んできた景色は異様だった。


「な、なんだ?!なにが起こった?!」


目の前には、いつもパソコン越しに見る景色と一匹のスライムと思われる物があった。


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