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思いつきの短編

続・笠地蔵

作者: 空音

笠地蔵って知ってるか?

あの童話の傘地蔵

おじいさんが売れ残りの傘を地蔵様にかけていったら地蔵様のお礼で良い新年を迎えられたっていう


この間、聞いたんだが、その地蔵様が都会の街中にいるらしいんだよ。

しかも、1体だけ

残りの地蔵様は長い年月の間に朽ちてしまったらしい


今時「笠」なんてないじゃない?

ビニール傘を使い捨てにするくらいでさ、価値が大分薄いじゃない

この間、誰かがビニール傘をその地蔵様にかけていったらしいんだよ

そしたら次の日、家の前にお米が置いてあったんだって


今でも地蔵様の中ではお米は価値のあるものなんだな


それで、話の続きがあるんだけど

ビニール傘なんてよく取られたりするじゃない、

そんな軽い気持ちだったんだろうね

地蔵様にかけられている傘を誰かが使っちゃったんだって


なんか祟られそうじゃない


それで、その人どうなちゃったと思う?



どうしたの黙っちゃって


どうしたの顔が青ざめて


ねぇ、あそこにある傘は何?


ねぇ、私の手ゴツゴツしてると思わない?


ねぇ、なんで逃げるの?


もしかして…


心当たりでもあるのかな?


どうしたの?


汗がびっしょりだよ


どうしたの?


手が震えているよ


どうしたの?


どうしたの?


ねぇ


どうしたの?


もう…


君の後ろには何もないよ…









もし君が何か思うなら、傘は返すか、傘をさしてあげよう


お地蔵様は菩薩様。守り神


祟るなんて事は無いですよ。


だから大切にしてあげて下さいね。


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― 新着の感想 ―
[一言] こっわ! こっわ! ってなりました。 神様は信じていないけれど、たたりはありそうだと思っている論理破綻者の戯れ言ですすみません。 路傍の石にも九十九神ですね。こわやこわや。
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