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めんどくさい。
「よっ!久しぶりだな!」
ヨヅルが声をかけたのは何度か訪れた事のある大木だった。
「で、どうだってるんだ?」
「少しまずい事になっている。」
大木から声が聞こえた、脳に響くような声だ。
「現状の説明を頼む」
「ああ、単純な話だ。」
大木は少しの間言葉を止めた。
「おい・・・」
「勇者が現れたことが引き金に異常発生した負の感情が暴走した。」
「またか・・・今のところダンジョンに問題は?」
「目立つところだと魔物の入れ替わりだろうか。目立たないところだと・・・・」
「一々溜めるな、めんどくさい。」
「むぅ・・・ダンジョンが増えている。」




