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帰れ!
「なー」
「ん?なんだい?」
「いつまで着いて来るんだ?」
「君が止まれば止まるさ!もちろん!進めば進むけどね!」
「はぁ・・・」
楽道がしつこい。
「ま、害があるわけでもないし・・・いっか。」
でもうっとうしいから・・・・
「突っ切る!」
「あっ!!」
楽道が横を向いた瞬間にヨヅルがダッシュで階層を下っていく。
そう、楽道は強くはないのだ。
一気に3階層まで降ればほら、もういない。
「さて、のんびり行こうかな。」
楽道の安全も多少気にしつつ歩き出す。
「お、キラーだ!」
キラー、キラーシャークのことである。
「しかし・・・まだ3階層だぞ?なぜキラーが・・・」
その時、後ろから足音が聞こえた。
ドドドドド、と音をたてて走ってきたのは当然
「げ・・・楽道!お前じゃここは無理だ!帰れ!」
「はっはっは!何を言っているんだい!あ、キラーシャークだ!こわい!こわいよヨヅル君!」
「だから帰れって、おい!ひっつくな!」




