表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/82

カレーが食べたい。

「お兄ちゃん、これなあに?」


リンゴジュースを見て少女が聞きに来た。


「これか?これはな、リンゴジュースだ!うちの畑で育てたリンゴだぞ!」


「へー!うん!これもおいしい!」


えへへ、と笑う少女に笑顔で答える。


「さて、こっちも進めておくか・・・」


そう呟くと、ヨヅルは勇者の目の前にリンゴジュースを置いた。


樽で・・・



そして、勇者に問いかける。


「食べたいか?飲みたいか?いい匂いだろう!」


勇者の目が左右にキョロキョロしているが気にしない。


「はやく!はやくよこせー!俺様が一番偉いんだ!この世界は俺様のものだ!」


錯乱気味に叫び続けるが、勇者の悪行は消せやしない。


「お前が変な入れ知恵をしなければ滅ぶ事がなかった町がな、3つあるんだ。」


「なんだぞれ!入れ知恵だと?文明を発達させて何が悪い!俺が!俺の過ごし易い様に改変してやるんだ!」


だめだこれ、とヨヅルは頭を抱える。


「説得しても改心はしないか・・・、ならば仕方がない。」


いいだろう。


「解った、食わせてやろう。」


これがお前が食す最後の食べ物だ。


「勇者様は特別だからな、お前達勇者が好きなカレーを食わせてやろう。」


あちらの世界からやってくる者は、口々に言う。


カレーが食べたいと。


降ろされた勇者が皆、ヨヅルに粛清されたわけではない。


当然の様に野放しにしている勇者もいるのだ。


しかし、その者達は一度ヨヅルに会い、説得を受け入れて慎ましく暮らしている。


その者達から話を聞き、勇者が作り出した料理の一つ。


それがカレーだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ