ぐっすりだったぜ!
その後、ヨヅルとヨンゴウで贈る作物の選別をしていた。
増えすぎず、料理に使える作物か。
あるいは、放置していても大丈夫な作物かを選んでいたのだ。
結局は畑の力ですべて関係がなくなってしまうのだが・・・
「よし!こんなもんか!」
トマト・大根・ほうれん草、そして何故かリンゴの苗を選んだ。
「おじさーん!いるかなー?」
宿に戻り、宿代が回収されていないのを見つけて部屋を出る。
「あら、おはよう。ゆっくりやすめたかしら?」
ヨシュアの変わりにサリナが出てきた。
「ああ!ぐっすりだったぜ!」
それでな、と続け
「うちで改良した野菜の種と苗をあげようとおもってさ!」
その言葉に、サリナがとびつく
「まあ!本当に!?でも・・・この町じゃ・・・」
最初こそ喜んではいたが、段々と表情が暗くなっていく。
「ああ!大丈夫!塩害に負けないくらい強くなってるらしいぞ!」
察して言葉を投げるヨヅルにサリナは目を丸くしていた。
「そんなことまでできるのね・・・さすがだわ!」
「へへ!優秀な助手が頑張ってくれるからな!」
その後にヨシュアが帰ってきた。
「お!おじさん!おはよう!」
「おお!ヨヅル君!おはよう!」
にこやかに挨拶を交わし、先程の話をそのままヨシュアに投げる。
「これがその種と苗だ!成長が早いから畑の肥料はどんどん投入してくれ!」
「ああ!魚の捨てる部分ならいくらでも出るからな!まかせてくれ!」
ヨシュアの了承をとり、既に耕してあり萎びた野菜が植えてある畑を混ぜ返した。
種と苗を植え終え、肉や卵を沢山プレゼントしながら街中を歩く。
出口が近づき、淋しくなる胸に新たな希望を詰め込んだ。
「さて、次はどこに行こうかな!」




