そういうことか。
「おう!今日は・・・そうだなー・・・」
「あらら!よっちゃん、珍しくなやんでるねー!」
久しぶりにヨヅルに会えたのが嬉しいのか、ヨンゴウは気持ち高めのテンションで答える。
「そうなんだよー、昨日お世話になった宿に何か贈ろうと思ってな!」
そう、ヨヅルはリーナス夫妻にここの畑で獲れたものを贈ろうとしていたのだ。
うーん、これか?あれか?と、悩んでいるとヨンゴウが問いかけた。
「よっちゃんは、美味しいもの?増やせるもの?どっちをあげたいのかな?」
あ、そうか!とヨヅルが答えた。
「増やす事は考えてなかったな!だが、増やせるなら塩害に負けない強い種がいい!」
「塩害ってことは港町かな?ふむむ、よっちゃん!よっちゃんはお野菜・果物・畜産に魚介、どれがいいかな?」
「んー、悩みどころだが・・・」
少し悩んでいたがヨヅルが続ける。
「やっぱり野菜かな!塩害で育たないらしくてさ、鮮度が低かったんだ。」
「お野菜ですね!では種や苗を準備しましょう!」
「ん?塩害に負けないような強い種なんてあったっけ?」
ヨンゴウの返答に疑問を感じ、すぐに問い返した。
「何を言ってるのですか?」
「ん?え?何かおかしかったか?」
「おかしいも何も、この畑で育った種は既に特別なのですよ。」
ふむ、と何かを考えるヨヅル
「あ、そういうことか。」
「です!品種改良されちゃうのですよ!だからこの作物達の種は、成長速度や病気に対する耐性までもが格段に強化されているんです。」
もちろん
「収穫が大変なのは当然として、畑の栄養が枯渇しないように保たないといけないんですけどね。」
と付け加える。




