つかってくれ!
「今のは君がやったのかい?」
先程の槍の男が問いかけてきた。、
「ああ、町の邪魔者は消してやらないとな!あんたもあいつらの仲間か?」
睨み付けるように問いかける、。
「いや、雇われてはいたがな。いずれ同じような事をしていたよ。」
そして、討伐依頼も出ていたしな・・・と続けた。
「ふーん。まあ、平和になったし万事解決ってね。」
その言葉に大衆は頷き、その直後
「「「ワアアアアアアアアアア!!!」」」
という声が爆弾のように爆発した。
町の騒ぎが一段落ついた頃、少年は食堂にいた。
どうやら歓迎会を開いてくれるそうだ。
目の前に出される食べ物は、どれも美味しそうではあるのだが・・・
「野菜が足りない・・・鮮度が低い・・・」
魚介の鮮度は物凄く良いのだが、野菜の鮮度は極端に低いのだ。
「仕方がないか」
少年は呟くと、トマト・ダイコン・ナスと、次々に野菜を出していく。
「使ってくれ!うちの畑の野菜たちだ!」
ゴクリ
そんな音が聞こえた。
無理もない、この港町フィリーでは塩害により野菜が育てられないのだ。
故に野菜は高騰し、町民にとってご馳走と言っても過言ではない。
そんな野菜が山のように置かれているのだから、喉がなるのも仕方がない。




