この作業か?
キーン カーン コーン
金属を叩くような音が聞こえる。
「ふぅ、やっと砕けたかな。あとちょっとだ!」
「本当に硬いんだな。」
「ああ、属性の付与で強化されているからな!その分素材としての能力は段違いだ!」
「ああ、この状態でもわかるさ。葉っぱなのに村の子供くらいの魔力が宿っている。」
「だろ?でも爺さん、本当に炎でよかったのか?」
「十分だ!先に伝えたとおり商品としてだからな!」
「んー、それならいいけどさ。葉っぱなんていくらでもあるから遠慮しなくていいんだぞ?」
「たしかに葉っぱとしては遠慮する必要はなさそうだがな、加工は別だ。」
「この作業か?」
「そうだ、並みの加工道具じゃ歯が立たない。それどころか、いい道具を使っても良くて3回叩いたら負けてしまいそうなくらいだ。」
「へー、みんな粗悪な道具でよくがんばるなー。」
「君のハンマーもなかなか不思議だがな、木槌なのになんて丈夫なんだ。」
「まあな!世界中の枝から切り出したから丈夫なんだぜ!」
「・・・・・もう何も言うまい。」
「? さ、できたぜ!約束どおり種と交換な!」
「ああ、食事に交換に、釣り合いが取れないが助かったよ!ありがとう。」
「いやいや、こっちもバナナの苗があるなんて知らなかったからな!ありがとう!」




