11/82
サンゴウうるさい!
「こまったなー・・・」
「こまりましたー」
二人は、大量に取れたリンゴのような果物を見て呟いた。
「まさかあんなことになるなんて・・・」
「まさかそんなことになるなんて・・・」
途方にくれていると、突如彼の表情が変わった。
「ジュースにして薄めればいいんだ!」
「そうです!よっちゃん!さすがです!」
「そうと決まれば!ジュース作りだな!」
「わーい!おいしいジュースをつくるのー!」
彼は気合を入れると、どこからかミキサーを取り出した。
「これはー?」
サンゴウは何かわからず聞いてみるが、彼からの返事はない。
返事の変わりに、恐ろしい表情をしていた。
そして
「ズタズタにしてやるぜ!!」
と、呟きボタンを押した。
ズギュイィィィイイイイイイン
「ひゃあああああああ!?」
ギュギュガッゴッギュイィイイン
「ぅひぃぃいいい!?」
果物がすり潰される様をみて、サンゴウは悲鳴を上げるのだが。
「サンゴウうるさい!」
と、怒られてしまった。




