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運命  作者: 古井たいせい
3/7

中1、3月。

僕は廊下を歩いていた。掃除が終わり、プリントを職員室まで取りに行っていた。気がつくと前には安藤さんが歩いていた。


「あの噂、本当かなぁ。」

そんなことを思いながらぼーっと歩いていると、誰かから横を押された。


「なに想像してるんやって(笑)。」

噂を知らせてくれた友達だ。

「別になんも思ってないわ。」


どうやら自分は少しニヤけていたらしい。笑みを浮かべながら1人で歩いているなんて、ただの変人である。そんな周りの影響もあって、安藤さんのことがより一層頭から離れなくなっていった。


しかし、もう3月である。1ヶ月後には2年生になり、クラス替えが行われる。この状態のまま安藤さんと離れていくのが嫌だった。せめて、これからもお互い頑張ろうとか、2年生になってもよろしくとか、何か伝えたいと思った。


ただその時の自分には「付き合いたい」という思いはなかった。中学生では早すぎると思っていたし、なにより勉強や部活優先だったからだ。連絡手段がなかった僕は、安藤さんに手紙を書くことにした。


いきなりこれからもよろしくとか書くのも変なので、誇張して「好き」と言ってしまおうと思った。そしてその手紙を安藤さんのカバンの中に入れておいた。


『安藤鈴華さんへ

急に何⁉っておもった?ごめんね。2年生になる前に伝えておこうと思って。鈴華さんは勉強できるし運動もできるし可愛いし、すごいと思う!そんな鈴華さんのことが好きでした。別に付き合いたいとかそういうのじゃないけど、2年生になっても頑張ってほしいと思って。え、誰だって?席が一番はじめとなりだった人物です(笑)

2年生になって違うクラスになるかもしれないけど、これからもよろしく。』

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