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運命  作者: 古井たいせい
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中1、2月。

1年生も残り1ヶ月程となったある日、僕はある噂を耳にする。突然、同じクラスの仲の良い友達が話しかけてきた。


「かいせーい。あのさぁ、お前のことを好きな子がいるらしいよ。」


正直、驚いた。小学生のときは自分にも好きな子の1人や2人くらいはいて、恋愛に興味がなかったわけでもない。が、中学生になり、勉強と部活でそんなことは無縁で、ほとんど考えてもいなかった。


「え、だれ?」

「安藤さん。」


安藤さん、安藤鈴華。勉強熱心でバスケ部、運動もできる。同じ4組だが、小学校も違い、ほとんど関わりはなかった。しかし安藤さんといえば、一番はじめの席、つまり出席順で隣だった人だ。その頃のことはほとんど覚えていないが、テストの時に出席順に並びなおすため頻繁に隣にはなっていた。


「誰から聞いたん?」

友達に質問を続けた。

「いや、なんか女子たちが言ってたで。本当かどうかは知らんけど。」


ただ好きな人の話をしていて、たまたま自分の名前が出ただけかもしれない。好きでもないのになぜか噂が広まっている、というのはこの頃によくある話である。


しかしそんな噂を聞いてからは、少し違った意識をしてしまうようになった。

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