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となりの野獣先輩。  作者: おふとん
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第5話 CM

家に帰った俺は、シャワーを浴び、

湯気の立つ風呂で今日一日の疲れをじんわりと溶かしていく。



はあ……社会人って、ほんといろいろあるな。



タオルで髪を拭きながらリビングに戻り、

適当にパジャマに着替えてテレビをつける。



ちょうどCMの時間帯だった。



画面には、やたらと筋肉質な男女が全力でダンベルを上げ下げする映像が映っている。



『24時間営業! 最新マシン完備のフィットネスジム、オープン! 今なら初月無料!』



 近所にできたばかりのジムのCM。



 ……うん。



 あのジムはおそらく、野獣先輩が通うであろうジムだ、そんな気がする。



 何の根拠もないのに、

そう思えてしまうほど、画面に映る人たちは全員野獣化していた。



 テレビのリモコンをポチリと押して電源を切り、俺はベッドに潜り込んだ。



 布団の温もりと一緒に、今日の記憶がふわふわと蘇ってくる。



 野獣先輩──あの人、やっぱり変わってる。



 でも……自分のかわりに酒を飲んでくれるなんて、そんな良い人めったにいないよな…。



 そんなことをぼんやり考えているうちに、いつの間にか俺は眠りについていた。




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