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恐怖家族・攻の裏技

鈴木先輩の股間はいつも盛り上がってる。俺は気になってしょうがない。ある日覗きがばれてしまった。初めてみる先輩の…。でも、先輩たちのいじめは俺の想像を越えていた。

「お前のほしいのはこれなんだろ?」

クソだるい体を鞭打って動かし居間に来た。


もうノルンとヴェルは既に居間に居る。


「おはよう」


「おはようございます、クリートさん!そしてひとつ聞きたいのですがいつ親は帰ってくるのです?クリートさん」


「明日、夕方に帰ってくるみたい、ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」


汚い叫び声がよく居間に響く。


「とりあえず家に居てもいいって言ったのは俺だからノルンだけには負担をかけられない、俺も何とか援護はするよ」


「私も手伝うぞ、貴様」


「ヴェルも手伝ってくれるんだな」


「そうじゃないとまたあのクソ厳しい寮でノルンと愛の取り引」


「聞いた俺が馬鹿だったよ、まぁ夕方までには良い言い訳を考えてくるから」


多分口を開けるとこの場で話せないような下の話が出るので遮るように話すのが吉だ。


「じゃあ行きましょっか」


「そうだな」


学校の用意をして3人は学校へと向かった。


クリートは登校中あることを思い出す。


「もう1人の同僚って誰だ運命の女神なら残りはスクルドになるはず」


「勘がいいですね、スクちゃんです」


「なぜ今居ないんだ、また風邪とか?」


「いえ、新刊発売日で有給使ってたんです」


出張の日に有給使うのはどうかと思うが今いる2人に比べたら多少マシな人が来るということで少し安堵の気持ちがある。


「ま、まぁ次はまともな人でよかった」


「だからノルンここで次の世代に遺伝子を残しましょう」


「1回「だから」の意味を辞書でひいてから喋ってくださいこの真っピンク!」


「グェェ〜」


鋭い鉄拳がヴェルの頭を殴った。


そうこうしている間に学校へ着く。


クリートは夕方のことを考えるともうやる気がなくなってきた。


インフルの時の気分がずっと続くような気分だ。


しかしフレドはいつでも優しく話しかけてきてくれた。


割と気分転換良いだろう。


「また死にかけてるな、大丈夫か」


「いや今日親が帰ってくるんだよ」


「そういうことね」


フレドとクリートは長い付き合いだからクリートの親のことはかなりわかっている。


唯一のクリートの理解者だ。


「かなりキツイ手紙が送られて、今日帰ってくるみたいなんだー!」


「何となくどんな内容かわかった気がするよ」


「あまり察しない方がいいよ、この世では知らない方がいい事あるんだ」


「ははは、まぁ忘れるよ」


「あれ、今日って小テストの日じゃ、それも3教科」


「そうだな、ていうか忘れてたのか」


「最悪だー、めっちゃ忘れてた」


「まぁまぁ今から詰め込んでも覚えれないからここは頭を休めたら」


「いや、単位がやばいんだ、少しでも、ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛考えただけでー!」


またあの時の汚い叫び声が出てしまった。


朝から出てたので喉が若干痛い。


そしていつもと同じく点呼が取られそのまま授業が開始された。


今日1日何やっても気分が上がらない。


時間は進み昼休み、もうクリートの体はボロボロだ。


「フレド、飯食べに行こ」


「オーケー」


「ノルン、ヴェル、ちょっと飯食べに行ってくるから」


「わかりました、楽しんできてください」


「ありがとな、行こっか」


「オーケー」


クリートとフレドは教室を出てご飯を食べに行った。


ノルンも今日一日のクリートの気分的にも何も言わないのが正解だろうと理解した対応だ。


「ノルン」


「何です脳みそ真っピンク」


「やっと邪魔者が居なくなったんだし」


「あんたの考えはお見通しなんです!」


ノルンはピストルを出してワイヤーでヴェルを壁に固定させた。


「そういう激しめのプレイをお望みなの!?」


「んなわけあるかー!」


「あなたが望むのなら、私、頑張るわ」


「何気色の悪いことを言ってるのです、気持ち悪」


「言葉責め!?」


「ファーーーッく!」


「優しめのプレイなら外して欲しいな、紐」


「あんた本当によく警察官になれたわね!」


「ふふふ」


「ていうかご飯の時間が無くなってしまう、早く食べなくちゃ」


「わ、私も〜」


ノルンは後々考えると教室でやりすぎたと若干後悔の念がある。


昼休みが終わり5、6時間目が終わりクリートにとって悪夢の時間がやってきた。


下校中クリートは2人に聞いた。


もしこれでできてなかったらしばくぐらいの気分だ。


「まだ親は居ない感じだ、もし帰ってきたらちゃんと言える言い訳できたか」


「できているよ」


「できたわ」


「良かったよ」


家に着いた。


クリートの予測通りまだ家には居ない。


少し安堵の気持ちがあるがひとつ異変がある。


家に帰ると黒い犬が手紙をつけて鎮座していた。


「なんで犬がいるんだ」


「私じゃないですよ」


「貴様じゃないのか?」


「手紙ついてるしちょっと見てみるか」


【この犬が新しい家族です♡名前は「ノリ」大事にしておいてね♡

この犬は転移魔法で連れてきたのよ、まさかの旅先で懐いちゃったから連れてきちゃった☆

子供だと思ってたでしょ、脳みそ真っピンクなんだから♡】


クリートは無言で手紙を破った。


「なんか知らないが腹立つ!」


「まぁ細かいことはいいじゃない、貴様」


「もう懐いたのかよ、ヴェル」


ヴェルはノリの頭を撫でていた、ノリはとても笑顔だ。


可愛さがあるのであんまりノリのことを否定することが出来ない。


クリート自身動物は大好きなのでそこまでイラついては無いが何も言わずに犬一匹家に送るのは許せない。


「ノリちゃん、可愛い名前ですね」


「黒色だからノリか、考えてみたら母ノリが好きだったな」


「正解よ、クリート」


「!?」


後ろを向くとクリートの母が居た。


普通に会話していたため理解に少し時間があった。


ホラー映画に近い何かを感じる。


クリートの母は腕を構え尋問を初めだした。


(お願いだ、ドジふむなよ)


そう心で願い2人の言い訳を聞くことを決める。


「色々と聞きたいけどまずひとつ、君たちは誰だい?」


「母さん!この人たちは」


「クリートさんの恋人です!」


「ノルンーーーー!!!!!」


「ノルンの嫁です!!!」


「馬鹿どもがーーー!」


と叫ぶと全員殴った、恐れていた最悪の事態が起きてしまった。


というかノルンの言い訳がクリートが昨日聞いた言い訳とは全然違う。


ここでノルンに裏切られるかと思ってもいなかったし嘘つかれるとすら思いもしない。


ちゃんとみんなドジを踏んで行くのは予測できていたのだがほんの少しの確率を信じた自分か許せない。


「そう、なら見定めてあげる!」


多分話が面倒な方に進んでいるのが目に見えている。


「大丈夫ですよ!」


「ノルン、なんなんだこの言い訳は!」


「だってどの道変な事言って話を面倒にしたくないし、こう言った方が簡単に済むでしょ」


「確かに簡単に済むけどな、事実じゃないからちゃんとした事実を説明するのにさらに時間がかかるんだよ」


「何そこでゴニョゴニョ言ってるの!」


「母さんこれについては」


「付き合うのなら、この私を倒しなさい!」


面倒なことがやはり起きた。


もう最悪な気分だ。


「はい!」


クリートの母にもキレそうだがその挑発に近い何かを堂々と乗るノルンにもキレそうだ。


「バカー!」


もう叫ぶしかできない、そして多分落ち着くのにきっと時間がかかるだろうと感じ半分諦めかけていた。


多分どれだけ言っても面倒臭いことには変わりないので全て説明する覚悟を決め。


「説明させてくれー」


「そんなに言うのなら良いわよ、1分で」


そこからクリートの全力の説明を入れた、多分人生で1番頭をフル回転させてわかりやすく説明したと思う。


「そういう事ね」


「はぁはぁはぁ、わかった?」


「うーん仕事なら仕方ないわ、で、なんで言い訳をしたの、やっぱり不純な意味が!」


「だーかーらー、話を簡単にまとめるための嘘なんだよ」


そこからかなり時間をかけて説明してやっと納得した。


とてつもなく疲れた。

ブックマークお願いいたします


やる気と気合いがムンムン上がりますので

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