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戦闘の天才

まだまだ続くよどこまでも

クリートはスピードモードのブーストで鉾槍の男に近づきパンチを与えた。


鉾槍の男はまだ冷静な声で


「ふ、だがこの程度なら倒せる」


「こっちもやるべきことがあるんでね!」


「攻撃を辞めないのならこちらも攻撃する」


遂に鉾槍の男の攻撃が始まった、


とても鋭く無駄な部分なんてない、アンコウより捨てるところがない。


クリートは腹や腕を刺されまくられて血が流れている。


鉾槍の男は攻撃を辞めクリートに


「僕はかなり強いよ、マスターのお墨付きさ、あいつから聞かなかった?」


「お、お墨付きだからって言って、こっちもまだ手はある」


「でも僕は最大限に手加減したよ、それでもボロボロじゃない」


「!?」


その言葉で激しく絶望した。


本気で来たと思ったがそれは鉾槍の男にとっては最大限の手加減と知り今の自分の力では到底かなわないと知ってしまった。


だが諦めない、それが一番いけない。


分かってる、クリート自身負けることは、でも逃げて生きるよりも負けて死ぬほうがクリートにとっては1番いいと感じた。


「やってやるよ、お前を倒してみんなを守るため!」


「そんな慈善事業みたいなことで命を失うなんて」


「慈善事業なんかじゃない、俺の意思だ!」


と言うとクリートは腕時計型バックルのボタンを押しソードフォームに姿を変える。


剣を出し鉾槍対抗しようと考えたのだ。


だがそれを見た鉾槍の男は呆れた声で


「鉾槍と剣のリーチの差を知っているのです?圧倒的に鉾槍の方がリーチが長いじゃないです?実力があるならまだしも」


「ならやってやるよ!剣で切り刻んでやる!」


とだけ言うとクリートは思いっきり走り出し鉾槍の男に一振した、だが当たらない。


華麗に空中で舞い避けられてしまった。


鉾槍の男が空中にいる間にクリートの背中に数回鉾槍で刺されてしまっていた。


その時の攻撃でクリートは倒れかけたが件を支えにして耐え抜く。


鉾槍の男が地面に着く寸前にスクルドが鉾槍の男を突いた。


だが結果は当たる寸前に避けられてしまい失敗だ。


鉾槍の男は鉾槍を落下運動に入る寸前に地面に突き刺し、スピードが乗っていたスクルドをポールダンスのパフォーマンスのように蹴り飛ばした。


スクルドは壁に激突して吐血している。


次にノルンとクリートが戦線に来た。


鉾槍の男は動こうとしたが動かない。


クリートは剣で斬り掛かろうとしたが鉾槍で防がれてしまい鉾槍の刃のない部分で腹を刺し飛ばす。


鉾槍の男は気づいていた。


動かない理由はもう1人の敵、ヴェルザンディだということに。


鉾槍の男は鉾槍を槍投げのように投げ、隠れて糸を出しているヴェルの肩を刺し飛ばした。


ヴェルの体は後ろの壁に固定されてしまった。


それを鉾槍の男の後ろで見てしまったノルンは


「ヴェル!」


と声をあげてしまった。


そのせいで行動がバレたのかはたまた元からバレていたのか。


糸は徐々に力を失い鉾槍の男は逆立ちをして360度自由に使える足で華麗な足技をノルンに加え蹴り飛ばす。


ノルンは壁に激突して吐血しながらもまた戦線に素早く戻るが鉾槍の男がまた見知らぬ技を使おうとした


「くっ!どれだけガッツがあるんだ!あいつ(ヴェルザンディ)のパクリとは言われたくないけど」


と言うと腕から糸を出しその糸でノルンに大ダメージを負わせた。


その攻撃の反動でまた壁に打ち込まれてしまった。


クリートとスクルドはその姿を見てただ事ではないと体が判断し剣を持ち再び走り出したが


「もう無駄だよ」


と言うと糸を広範囲で出しかなり適当に放ったようだがダメージは2人ともかなり食らっている。


2人とも壁に激突しダメージを負ってしまった。


フレドとフレイヤが戻ってきた。


2人とも追っ手の2人が来る前にトイレに行っていたため襲撃のことなど知らなかった。


フレドとフレイヤはその光景を見ると顔が固まってしまっている。


無理は無い。


フレドは変身しリボルバーで撃ちまくったが全く傷一つもついていない。


「な、なんだコイツは!」


と言うと震えた声でクリートが、


「に、に、にげ、逃げるんだ」


「クリート!逃げろって言われても逃げれるわけないだろ!」


「ち、ちがう、こいつは、今まで戦ったヤツの中で一番強いかもしれない」


「な!?」


と言うとフレドは自分の知らないうちに攻撃されしまった。


エントランス部分まで飛ばされリボルバーも落としてしまい電磁警棒だけで戦うことになっている。


かなり状況がまずい。


クリートはそう思い急いで走ろうとしたが後ろを刺された痛みで上手く立ち上がれない。


立とうとする度に血を吐いてしまう。


遂に変身が解けてしまいクリートの顔が見えた。


ノルンはボロボロながらクリートの表情を見た、血を吐きながら倒れている。


その様子に絶句していた。


立ち上がろうとする度に血を吐きまた倒れ、それの繰り返しだ。


ノルンはボロボロながら叫んだ。


「もうやめてー!あなたはなんでそんなになるまで戦うの!」


「ま、守りたいんだ、みんなのことを!ただそれだけだ」


「それで死んでしまったら英雄なんかじゃなくなってしまうんだよ!」


「英雄なんかになる気は無い!がはっ!俺はただ夢がなかったんだ!だから夢のある人、これから夢ができる人、夢がなくなってしまった人」


「自分のためじゃないの!負けたリベンジって言ってたじゃない!」


「違う!本当はそんなのハナからどうでもいい、守りたいんだ、テロリストからみんなを!」


「・・・」


「これ以上目の前で人が死ぬのはゴメンなんだよ!」


とクリートが叫ぶと気力が湧いたのか変身ができ、そのままフレドの方へ向かい走った。


フレドは鉾槍の男に一方的にやられている。


クリートがエントランスに来てすぐに


「おい!鉾槍!リベンジだ!」


「なんなんだ、僕はあなたを最大限に痛めつけましたけどまだ足りないのですか?」


「今度こそ勝つ!」


と言うとフレドは倒れていながら叫んだ。


「やめろー!お前が無理に戦う必要なんてない!フレイヤに回復させてもらえー!」


「フレド、すまない!」


と言うとクリートはフレドを持ち上げノルンたちの方へ投げ飛ばしエントランスの所にあるボタンを押し


「みんな、安心してくれ、勝つさ」


と言うとドアがどんどん閉まっていく。


ノルンは必死にボロボロの体を引きづりながらドアが閉まる前にクリートの元へ行こうとしたが間に合わなかった。


クリートはどうするのか!

ブックマーク、ポイント等やって欲しいな|´-`)チラッ

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