最悪なDay
淫夢MADハマってます()
ノルンのキャラデザです。
こちらも下手ですみません
散々な日が始まった
クリートは学校の用意をしていた、ノルンはパンを食べながら聞いてみた。
「学校に行くの?」
「あぁ、眠いけど行かなくちゃ行けないからね」
そう言い残すと腕時計をつけて学校へ向かった。
昨日の今日でかなり体が疲れているが行かなくちゃ卒業とかに関わるため嫌でも行っている。
クリートは学校に着くと席に座り前の席の友達「フレド」に
「あぁ、眠い」
「また夜更かしでもしてたんだろ」
「せいかーい、昨日創ってた物がぶっ壊れてね、それを直したり強化さしてたら朝になってたんだ」
「お前ちゃんと寝た方がいいぜ、目つきどんどん悪くなってきてるぞ」
クリートは日頃の夜更かしで目つきがまぁまぁ悪めだ。
そのため少し近寄り難い雰囲気を出している。
しかしクリートは人と話したいとかの欲求がなくあまり困りはしない。
「まぁ別に女子ウケ狙ってる訳じゃないから」
「まぁお前らしいちゃお前らしいな」
どんどん時間が過ぎ遂に点呼の時間になった。
「今日は転校生が来た」
嫌な予感しかしないがクリートは平静を装った。
バレたら色々と面倒になるのが目に見えてわかるための判断だ。
「皆さんこんにちは、ノルンシンクです、これからよろしくお願いいたします」
クラスがざわついた、無理は無い、シンクはクリートの苗字だから
(何言ってんだよー!本当に何言ってんだよー!)
と心の中で全力で叫んだ。
まさかクリートの姓「シンク」を使われてしまい平穏を装っていた日常が音を立てて崩れるのを感じる。
そして一限が終わるとやっぱり注目はノルンだった。
フレドもやはりその話だ。
「転校生お前の親戚なのか?」
「いやいや、この世には同姓だっているし」
「いやでもノルンさんがクリートの親戚って言ってるけど」
「はぁー!」
心から遂に漏れてしまった、そして心から漏れた影響で立ち上がってしまった。
ノルンは平然と言えたようなことを言い出した。
「私達親戚でしょ?」
クリートはノルンを殴りたい気持ちでいっぱいだったが抑え込み
「あー、うん、そんな気がー」
と心にも無いことを言ってその場から逃れようとしていた。
もうやけに近い気分になっていた。
すごい外堀を埋められたような気がする。
ノルンはクリートのことを好きでは無いくせになぜ外堀を埋めまくっているんだ。
そして時間は経ち昼休みになった
「クリートさん、ご飯食べましょ」
「あ、すまん今日フレドとご飯を食べに行くから」
「別に今日の放課後でもいいからノルンさんと一緒に食べれば」
唯一の味方のフレドにも見捨てられた。
クリートは遂にこの学校に味方は居ないのだと感じた。
そして殺意を抑え込み
「ごめん、また放課後お願い」
と言うとノルンの席に向かった
「一応ご飯作ってきたよ」
「ありがとう、後ひとつ聞きたい」
「何?」
「お前親戚って嘘なぜついた!」
「だって一緒に住んでるんだし親戚みたいなもんでしょ」
この一言でノルンの価値観とクリートの価値観の違いが普通に見える。
未来ってそういうところあるのかよって聞きたい気持ちをぐっと堪えた一応ノルンに釘を刺す。
「すまん1回声抑えよっか聞かれたら死ぬほどめんどくさいから」
「まぁそんな困ることじゃないでしょ」
「俺はバチバチ困るんだが」
「まぁどうせテロを防げば元の場所に帰るしそれまでの関係よ」
「まぁたしかに、それでも多少学校では抑えてくれ」
「わかったわ」
やはり転校生はその日の注目の的だということをまた思い知った。
クラスの女子がたくさん来る。
クリートは帰りたいと思いまくっているが現実は甘くない。
もう地雷は踏まないでくれ。
そう願ったがやはりノルンはやることが斜め上のことが多い
「親戚って本当なの?」
「そりゃ今クリートさんの家で一緒に住んでるんだから」
(おいー!言ったそばから地雷原に入るんじゃねぇ!)
と心の中で叫んだ。
特大の爆弾をこの場で投下しやがった。
だがまだまだ悪夢は来る。
「えー!嘘!クリートの家に!」
甲高い声がクラス中を響かせた、きっと今の声で他クラスにもバレただろう、絶望だった
「じゃあさクリートさんとどんな関係なの?」
「どんな関係かぁ、まぁ家族みたいな感じかな」
(地雷源でタップダンスしやがった!)
それでまたクラスが盛り上がった、クリートは顔を伏せて必死に策を考えた。
しかし手札に残っているカードはゼロ。
もうチェックメイトとなっている。
「クリートくんのことどう思ってる?」
「クリートさんのこと?うーん」
聞かれた時のノルンの顔は今までに見た事のないくらい赤かった。
はい終わった
その顔は誰が見ても恥じらいがあると思うぐらい赤い。
クラス中がまた盛り上がった。
そして悪夢の昼休みが終わり学校が終わった。
きっと苦しみはまだまだ続くと感じた。
フレドが学校終わりに
「今日じゃなくて明日の昼に行く?」
「いや、今日行こう」
ノルンは
「わかったわ、家の片付けとかしておくから」
「本当にありがとう(少し黙ってくれー!)」
「あ、ごめん今日用事あったわ」
「あ、そう、じゃあまた明日」
遂に助け舟が消えた、もう終わったと感じた。
「じゃあ一緒に帰ろう」
「う、うんわかった」
そしてノルンと一緒に帰った、だが下校中、至る所から視線が感じられる、もう明日から嫌になってきた。
「私と帰るの嫌?」
「いや、嫌では無い、ごめん」
「そう、良かった」
少し気まずい空気が流れた、そしていつもは短く感じる下校がとても長く感じた。
だがまだ知らなかった、この時クリートにとって悪夢が起きることを
第2の同僚が近づいていることに。
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やる気と気合いがムンムン上がりますので